<06/10/10> 生活習慣病
がん、心疾患、脳血管疾患など、日常生活の習慣を主たる要因として引き起こされる病気のこと。かつては自分自身のせいではなく歳をとるというやむを得ない理由でかかると考えられていたことから「成人病」と呼ばれていたが、その原因が加齢よりもむしろ食生活や運動習慣、職場や家庭などのストレスといった普段の生活習慣であると分かってきたことから、「生活習慣病」という表現に改められた。
 生活習慣病による入院は長期になりやすく、医療費も多額にのぼるケースが多いことから、民間医療保険では、こうした生活習慣病による入院を一般の病気による入院よりも(日額、日数両面で)手厚く保障する商品が売れ行きを伸ばしている。一般に「生活習慣病」の範囲が明確に定められている訳ではないが、保険商品においては、がん、心疾患、脳血管疾患、高血圧性疾患、糖尿病の5つの疾病を対象とすることが多い。記事で取りあげられた商品は、これに肝疾患、腎疾患を加えた7つの疾病を対象にしている。
(2006年9月29日 日刊 1面) 保険用語研究会