<05/10/12> 長期無失効保証(付きユニバーサル保険) |
原語は no-lapse guarantee 。「第二保証( secondary guarantee
)」と呼ばれることもある。 ユニバーサル保険は保険料払込の自在性が特徴であり、保険料払込の有無や金額に関係なく、一定期間毎に危険保険料や経費相当分がキャッシュバリューから控除される仕組みだが、キャッシュバリューに付利される利率が低下した場合などにキャッシュバリューが少なくなり、危険保険料などを控除しきれずに契約が失効してしまう可能性がある。 これを防ぐために、別途契約で規定する最低保険料が期限内に払い込まれている限り、キャッシュバリューがどのような水準であっても(ゼロないしマイナスになっても)、長期間(20年超のケースが多い。場合によっては終身)にわたり契約の継続を保証する特約が付された商品の販売が近年増加している。これが長期無失効保証である。 この無失効保証はそれだけを取り出すと長期の定期保険や終身保険に似ており、責任準備金をどのように積み立てるべきか、不没収価格規制との関係をどのように考えるべきかについて議論がなされている。 (2005年9月30日 日刊5面)保険用語研究会
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