<06/11/30> BCM
BCM(Business Continuity Management:事業継続管理)とは、災害や事故(たとえば、地震、テロリズム、大規模なシステム障害)などが発生した場合でも重要業務を中断させない、仮に中断した場合には可能な限り早期に復旧させるための仕組みである。また、それを具現化するために、被害を最小化する予防対策や早期復旧のための手順・方法などを定めたBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)を策定し、実践・維持・管理していく経営・事業管理のプロセスのことも指している。
このBCPは、地震や火災など不測の事態の発生によって、業務遂行のための経営資源が強制的に制限されてしまった状況下で、重要な業務を継続するための手続きをまとめた文書であり、BCMを構築するうえでの第一歩ともいえる重要な要素である。
近時では、損害保険会社が保険に関連したリスクマネジメントについてのコンサルティングサービスなどを提供するための関連会社等を設立しているケースも増えている。そのような会社では独自のノウハウや経験を生かしてBCPの策定をサポートすることをサービスの一環として行っている。
 一般に企業を運営していくうえで備えておかなければならない危機管理態勢の一つとして、BCMは重要な仕組みではあるが、現在のところその仕組みをきちんと取り入れている企業はまだまだ少ないようである。保険会社としても、万一の事故等が起こった場合の保障・補償を行う保険によるサービスを提供するばかりでなく、様々なノウハウや知識・経験を生かしてBCMといった危機管理の仕組みを構築するサポートも併せて提供していくことが必要であろう。
(2006年11月1日 日刊 3面) 保険用語研究会
保険毎日新聞TOPへ