| <07/02/08> JARIP |
JARIP(The Japanese Association of Risk, Insurance and
Pensions;日本保険・年金リスク学会)は、保険数理学と金融工学の双方から保険・年金にかかわるリスクを研究することを目的とした学会であり、2003年10月に設立された。会長は早稲田大学教授森平爽一郎氏である。 設立趣意書において以下の設立趣旨が謳われている。 『21世紀において、日本の経済・社会環境に関わるリスクは、ますます複雑化、巨大化、グローバル化していく。(中略) 歴史的な発展過程をみれば、保険業は200年以上も前からリスク保険商品を社会に提供してきたし、集合的リスク理論を中心としたリスクの数理解析を担い、その技術や分析を支えてきたのがアクチュアリー(保険数理人)であった。その意味では、アクチュアリーは最も古い金融エンジニアであったし、保険学は最も古いリスクの研究分野であった。 他方で、金融を中心として主として個別リスクを研究する学問分野として、金融工学が注目をあびている。(中略) そこで、両者を統合し、更に他の学際的な諸科学で得られた先端研究成果を共有することにより、新しいリスクの研究方法や分析手法、リスク管理技術を発展させ、その研究成果を広く社会へ還元していく必要がある。 こうした観点に立って、保険数理や保険・年金に関心のある研究者や実務家が一同に会し、日本における新しい研究活動を推進していく場(フォーラム)として、「日本保険・年金リスク学会(ジャリップ)」の創立を呼びかけるものである。』 (2007年1月31日 日刊 2面)
保険用語研究会
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