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Book Details ソルベンシー規制の国際動向〔改訂版〕

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ソルベンシー規制の国際動向〔改訂版〕 -保険会社の資本規制を中心に-
ニッセイ基礎研究所 中村 亮一 著
発行日
2023/12/25
判型/ページ数
A5判/454頁
価格
4,950円(税込) 4,500円(税抜)
ISBNコード
9784892934704
本書の内容

■本書の内容
 保険会社の支払能力(ソルベンシー)の確保は、契約者保護の観点からきわめて重要なテーマです。ソルベンシー規制とは、保険金等の支払いを適切に行えるよう、監督当局が保険会社に対して監督を行うための規制をいいます。
 初版(2020年10月刊行)から3年、ソルベンシー規制を中心とした財務健全性規制については、EUや英国、米国、日本などの各国・地域レベルで、その見直し等に向けての検討が着実に行われています。2025年の導入に向けて、IAIS(保険監督者国際機構)によるICS(保険資本基準)は最終段階に入りつつあります。
 今回の改訂版においては、主にこうした3年間の各国・地域における新たなソルベンシー規制の導入に向けた各種の動向やその概要を解説しています。各章において、システミックリスクへの対応とマクロプルーデンス監督の動向の説明についても紙面を割きました。
 第1章では、気候変動、サイバー、パンデミックいったエマージングリスクに対する監督当局の対応等について、第2章・第4章では、2023年から適用開始になった新たな会計基準であるIFRS第17号やLDTIの適用状況や影響等について、新たに追加した第6章では、EUや英国、米国、日本以外のその他の保険主要国・地域におけるソルベンシー規制の検討状況およびIFRS第17号への対応状況について、解説しています。
 初版に引き続き、ソルベンシー規制をめぐる国際的な動向に興味・関心を有する方々にとって、まさにおすすめの一冊です。

■本書の構成
 第1章 ソルベンシー規制の概要と動向
 第2章 国際的なソルベンシー規制
 第3章 EUにおけるソルベンシー規制
 第4章 米国におけるソルベンシー規制
 第5章 日本におけるソルベンシー規制
 第6章 その他の保険主要国・地域におけるソルベンシー規制
 第7章 新たなソルベンシー規制をめぐる今後の動向

【著者略歴】
ニッセイ基礎研究所 研究理事
東京大学大学院数理科学研究科非常勤講師(2012~2019年)、同志社大学大学院商学研究科非常勤講師(2007~2010年)、企業会計基準委員会(ASBJ)委員(2007~2009年)、国際アクチュアリー会(IAA)保険監督委員会委員(2000~2003年)および国際実務基準委員会委員(2012~2014年)
 1982年 東京大学理学部数学科卒業、日本生命保険相互会社入社
 2007年 日本生命保険相互会社 保険計理人
 2015年 ニッセイ基礎研究所 取締役研究理事
 2016年 ニッセイ基礎研究所 取締役研究理事兼年金総合リサーチセンター長
 2018年 ニッセイ基礎研究所 常務取締役研究理事兼ヘルスケアリサーチセンター長
 2021年 ~現職