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Book Details 保険ERM基礎講座

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保険ERM基礎講座
有限責任監査法人トーマツ 後藤 茂之 著
発行日
2017/04/11
判型/ページ数
A5判/268頁
価格
2,640円(税込) 2,400円(税抜)
ISBNコード
9784892932823
本書の内容

リスクは避けるものではない。積極的にテイクして管理すべきリターンの源泉である。
 保険会社経営の核に位置づけられたERMの発展と現在の運用、そして将来生じるパラダイムシフトの先を見据えたERMの行く先を解説。

■本書の内容:
はじめに
第Ⅰ章 保険ERMの過去・現在
第1節 保険ERM温故知新
Ⅰ-1-1. 普遍的な保険制度の本質と、ERM の意義
Ⅰ-1-2. リスク管理の重要性
Ⅰ-1-3. 保険会社のガバナンス
コーヒーブレイク1 製造物賠償責任保険に関わる事例
第2節 保険ERMと不易流行
Ⅰ-2-1. ナレッジの集大成としてのモデルとその限界
Ⅰ-2-2. 金融危機とERMの強化
Ⅰ-2-3. リスクアペタイト・フレームワークの実効性とコンダクトリスクへの関心
コラム1 金融危機以降の監督規制の動向
第Ⅱ章 保険ERMの活用上の論点
第1節 意思決定の科学
Ⅱ-1-1. 意思決定における錯覚と判断上のリスク
Ⅱ-1-2. ERMの実効性を担保するリスクカルチャーの重要性
Ⅱ-1-3. 判断上のリスクに対するアプローチ
コラム2 意志決定における主要なバイアス
第2節 不確実性とERM
Ⅱ-2-1. 保険で対処できる領域と限界
Ⅱ-2-2. 保険会社の使命と枠組み
Ⅱ-2-3. 不確実性を捉える視点
コラム3 不確実性下の意思決定理論
コラム4 プロスペクト理論
第3節 資本とERM
Ⅱ-3-1. 保険のポートフォリオの特徴と資本の管理の概念
Ⅱ-3-2. コーポレートファイナンスと資本コスト
Ⅱ-3-3. 規制資本とストレステスト
コラム5 代替的リスク移転(ART)と金融エンジニアリング
第Ⅲ章 保険ERM実践上の論点
第1節 戦略論とERM
Ⅲ-1-1. ポジショニング理論と保険における外部ハザード
Ⅲ-1-2. 資源依存理論からみた資本の意義
Ⅲ-1-3. 戦略的バイアスに陥らないための経営
第2節 グローバリゼーションとERM
Ⅲ-2-1. マネジメントとオペレーションのグローバル化
Ⅲ-2-2. 保険監督のグローバル・ハーモナイゼーション
Ⅲ-2-3. ポートフォリオのグローバル化とガバナンス
コラム6 マクロプルーデンスと保険ERM
第3節 ERMの実効性
Ⅲ-3-1. ERM構築のステージの変化
Ⅲ-3-2. リスクカルチャー醸成の重要性と進め方
Ⅲ-3-3. ERMの実効性向上と企業価値の拡大
コーヒーブレイク2 サブプライムローンによる金融危機
コラム7 保険、銀行のビジネスモデルとリスク
第Ⅳ章 保険ERMの今後
第1節 パラダイムシフト
Ⅳ-1-1. 枠組みや業務管理の変化と不確実性の拡大
Ⅳ-1-2. 規制強化と不確実性の高まり
Ⅳ-1-3. 不確実性の高まりと新たな視点
Ⅳ-1-4. 新技術によるビジネスモデルとリスク社会への影響
コーヒーブレイク3 東日本大震災を振り返る
第2節 アイスブレイキング
Ⅳ-2-1. デジタル技術との共生と保険ERMの今後
Ⅳ-2-2. デジタル革命への対応
Ⅳ-2-3. 変化の時代におけるカルチャーの革新
Ⅳ-2-4. 企業活動における必要条件
おわりに