■本書の内容
人は生まれた時からお金との付き合いが始まり、その後一生涯お金とのかかわりを持つことになります。就職、結婚、出産、育児、教育、住宅取得、転職、退職・・・、人生の節目を迎えるごとに必ず“お金の問題”が関わってきます。
私たち一人ひとりが充実した人生を過ごすためには、お金を計画的に増やしたり、管理・活用したりする知識や能力が必要になってきます。
一方で、日常生活は常にさまざまなリスクのもとにあり、そのための対策も考えておかなければなりません。お金の活用それ自体が前向きのリスクテイクを伴うものでもあり、人生におけるファイナンスとリスク管理とは切りはなせないものといえます。
このような観点から、本書は家計と人生設計のためのパーソナルファイナンスとリスクマネジメントの基本を関連させて述べる内容としています。FP検定、金融教育、社内研修にもオススメ一冊。
⦿経済・金融、不動産、教育、生活資金、リスク処理手法、相続などの「基本事項を知ろう」
⦿預貯金や個別金融商品、株式、年金、保険、税金などの仕組みや内容を理解し「生活設計に活かそう」
■本書の主な構成
■総論編
Ⅰ.パーソナルファイナンスとは
Ⅱ.経済と金融
[column1]フィンテック(FinTech)とは
Ⅲ.景気と物価指標
Ⅳ.金利と経済
Ⅴ.主な金融市場の仕組み
[column2]暗号資産(仮想通貨)とは
Ⅵ.不動産の見方と不動産に関する法令上の規制
Ⅶ.不動産の取引
[column3]不動産投資の指標
Ⅷ.ライフプランニング
[column4]ライフステージごとのイベントの特色と保障プラン
Ⅸ.教育資金計画
Ⅹ.住宅取得資金計画
Ⅺ.リタイアメントプランニング
Ⅻ.成年後見制度
ⅩⅢ.リスクマネジメント
ⅩⅣ.家庭リスクマネジメント
ⅩⅤ.保険•共済
ⅩⅥ.相続の基礎知識
■各論編
Ⅰ.預貯金等
Ⅱ.債券
Ⅲ.株式
[column5]ESG投資とは
Ⅳ.投資信託
[column6]上場不動産投資信託(J-REIT)とは
[column7-1]NISA(ニーサ)とは
[column7-2]NISA(積立投資枠)とは
Ⅴ.外貨建金融商品の仕組みとデリバティブ
Ⅵ.ポートフォリオ
Ⅶ.セーフティネット・関連法規
Ⅷ.社会保険
Ⅸ.公的年金
Ⅹ.企業年金
Ⅺ.生命保険
Ⅻ.損害保険
ⅩⅢ.税金の種類
ⅩⅣ.所得税の仕組み
ⅩⅤ.相続税の仕組み
ⅩⅥ.贈与税の仕組み
ⅩⅦ.相続財産・贈与財産の評価
ⅩⅧ.不動産と税金
【著者略歴】
石川 清英(いしかわ きよひで)
1978年3月 横浜市立大学文理学部卒業
2011年3月 滋賀大学大学院経済学研究科博士後期課程修了
1978年4月 伏見信用金庫(現京都中央信用金庫)入庫。事業金融部副長、Union Bank of Californian派遣、外国部部長代理、審査部次長等を経て、2001年12月退職。
高見(株)、関西さわやか銀行(現関西みらい銀行)、(株)ABM(現フューチャー(株))の部長職等を経て、2007年4月大阪信用金庫入庫。執行役員・事務管理部長、同・融資部第一部長、同・管理部長を歴任、2024 年3月退職。
2009年10月~2023年3月 大阪府立大学大学院経済学研究科非常勤講師
2017年 4 月~2022年3月 神戸学院大学経営学部非常勤講師
2018年 4 月~2022年3月 龍谷大学大学院経営学研究科非常勤講師
2019年10月~2022年3月 倉敷芸術科学大学危機管理学部非常勤講師
2019年 4 月~現在 神戸学院大学法学部非常勤講師
2020年 4 月~現在 滋賀大学経済経営研究所客員研究員
2021年10月~現在 滋賀大学経済学部非常勤講師
博士(経営学)、CIA(公認内部監査人)、宅地物取引士
2017年 9 月 日本リスクマネジメント学会「優秀著作賞」受賞