生命保険、傷害・疾病保険等に関する重要判例を戦前のものから保険法施行以後の最近のものに至るまで多数収録。「下」では、免責事由、取消し・無効、モラルリスク問題、営業職員の説明義務関連、事業保険関連などの裁判例を収録。保険法における自殺免責が争われた判例、重大事由解除を適用した判例など実務の参考になるものも多い。本シリーズは『改訂・増補版　生命保険契約法　最新実務判例集成』（平成10年）、『生命保険契約法　続・最新実務判例集』（平成13年）を刷新し、平成22年に施行された保険法を踏まえた解説内容とするとともに新たな判例を収録したもの。本書下巻の巻末には、上中下巻全体の掲載判例索引（判決年月日、裁判所、争点記載）も掲載している。

本書の主な内容

■第4章生命保険契約（傷害疾病定額保険契約含む）に基づく給付（続き）　Ⅲ 保険金などの支払免責事由（ 主契約にみる法定免責事由／傷害疾病定額保険の免責事由）　Ⅳ 生命保険契約の取消し・無効（詐欺による契約の取消し／錯誤による契約の無効／告知義務違反と詐欺・錯誤）　■第5章その他の諸問題　Ⅰ モラルリスク問題（判例にみるモラルリスク排除の法理）　Ⅱ 営業職員の説明義務と保険者の責任（営業職員の説明義務／保険者の責任）　Ⅲ 事業保険契約に関する課題　Ⅳ 生命保険カードによる諸取引　Ⅴ 生命保険契約と合理的期待保護の理論　Ⅵ プライバシー侵害その他