明治安田生命グループ 23年度第3四半期決算 グループ基礎利益は22%増 米スタンコープ社が大幅増益
明治安田生命が2月13日に発表した同グループの2023年度第3四半期決算によると、連結損益計算書上の保険料等収入を示すグループ保険料は、明治安田生命単体の外貨建一時払保険の販売量減少を主因に前年同期比3520億円(12.3%)減の2兆5167億円となった。グループ基礎利益は、明治安田生命単体におけるコロナ関連の支払減少や主要子会社である米スタンコープ社の大幅増益を主因に同641億円(22.4%)増の3500億円。23年度の業績見通しは上半期報告時の「減収・増益」から修正はない。
明治安田生命グループ連結の経常収益は、前年同期比5.6%減の3兆9343億円、経常費用は同6.1%減の3兆7771億円、経常利益は同7.3%増の1571億円、四半期純剰余は同4.2%減の1139億円となった。
グループ保険料は減収も、コロナ禍前の2019年度は上回った。うち明治安田生命単体は前年同期比15.1%減の2兆1089億円、海外保険事業等は同6.2%増の4077億円、米スタンコープ社は団体保険の良好な継続率等を主因に同8.2%増の3781億円だった。
グループ基礎利益のうち明治安田生命単体は同12.4%増の2885億円、海外保険事業等は同87.
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震度7を石川県志賀町と輪島市で観測した能登半島地震。2024年1月1日、一年の門出を祝う元旦の夜を暗闇に変えた。倒壊する家屋、迫る津波、そして空を赤く染めた大規模火災。水も、電気も、通信も途絶、道路までも通行不能にし、その影響は長く続いている。今回、「被災地の今を行く」では、まず地震で揺れた金沢市周辺の状況をリポートする。(ジャーナリスト・防災士/森隆)
1月1日、午後4時10分、和やかな正月元旦をいきなり緊急地震速報が恐怖に変えた。震源は能登半島北部、約150キロに及び活断層が連動。マグニチュード7.6の大地震を招いた。地震発生が日没間近ということもあり、被災地の状況は夜の闇に包まれていった。輪島では観光地で名高い輪島朝市通り周辺から火の手が上がり、200棟とも300棟ともいわれる建物が消失した。
大津波も能登半島沿岸を急襲。テレビニュースでも「東日本大震災の津波を思い出してほしい」と、緊急避難を呼び掛けていた。夜が明け、被害状況が徐々に明らかになるにつれ、数多くの土砂崩れ、原型をとどめないほどの住宅倒壊など、昨年5月に能登半島で発生した地震とは規模が比べものにならない厳しい現実がテレビの画面に映し出されてきた。
石川県危機管理監室によれば、2月9日現在、人的被害は死者241人(うち災害関連死者15人)、安否不明者
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