損保協会 独禁法遵守指針別冊を新設 「独占禁止法上の留意点」公表 行動規範にも「独占禁止法」記載追加
損保協会は3月6日、保険料調整行為にかかる業界としての再発防止の取り組みとして、昨年12月15日に発表のとおり、「損害保険会社の独占禁止法遵守のための指針」の別冊「保険契約引受にかかる独占禁止法上の留意点」(以下、留意点)を新設するとともに、啓発活動(教育・研修)の強化を行うと発表した。また、3月21日に同協会ホームページ掲載の「行動規範」を改定し、「(3)法令等遵守(コンプライアンス)に関する指針」に「特に、独占禁止法に関し、遵守体制を整備し、公正かつ自由な競争を徹底する」の記載を追加するなど、独占禁止法遵守に関する記載の追加を行った。
【留意点の新設】
新設した「保険契約引受にかかる独占禁止法上の留意点」は、保険会社の自主ルール策定・見直しに活用しやすくするため、「損害保険会社の独占禁止法遵守のための指針」の保険契約引受の内容について、より具体的に解説したもの。
主なポイントとして、▽保険契約引受時における競合他社との接触、情報交換に関する留意点を示した▽共同保険の制度特性を解説のうえ、共同保険特有の留意点を示した▽契約関係者の属性、自社単独契約・共同保険契約の類型別の留意点を示した▽保険会社の各部門別に特有の留意点を示し
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近年、社員食堂は多機能化しており、健康経営やSDGs、地方創生といった取り組みの他、社内のコミュニケーション促進に活用されるなど、もはや日々の食事を提供するだけの単なる福利厚生施設ではなくなっている。本特集では、保険会社が行っている社員食堂の新たな価値の創造に向けた取り組みを紹介する。第1回は、10年計画「MY Mutual Way2030」で推進する2「大」プロジェクト「みんなの健活プロジェクト」「地元の元気プロジェクト」に沿って従業員の食生活改善と地域貢献の取り組みを進めている明治安田生命の社員食堂を取り上げる。
【朝食・夕食の提供も】
同社は、本社のある丸の内ビルに一つ、東陽町ビルに二つ、高田馬場ビルに一つの計四つの社員食堂をそれぞれ異なる4社の事業者と契約して運営している。東陽町ビルの食堂では、勤務時間が不規則な従業員が多いことから、昼食に加えて朝食と夕食も提供しており、早朝や深夜に勤務する従業員に喜ばれている。
皇居を眺める22階に設けられた丸の内ビルの食堂は、一人でも利用しやすいカウンター席やモニターが設置されたボックス席など座席の種類も豊富で、営業時間外には執務や打ち合わせにも利用できる。また、コロナ禍で感染防止のためにテーブルに設置したパーテーションをあえて一部残しており、感染リスクを心配する妊娠中の
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