損保ジャパン トライボテックスと業務提携 6月に「デバンカー保険」発売 船舶燃料不良検知し対応費用を補償
損保ジャパンは4月17日、トライボテックス㈱(川畑雅彦代表取締役社長)と海運事業者が船舶に供給した燃料油の性状不良に起因して抜き取りが必要になった場合の対応費用(デバンカー費用)を補償する新たな保険サービスの開発を共同で進め、6月をめどに販売を開始すると発表した。
近年、船舶に供給される舶用燃料油の性状不良による機関事故が多発しているという。2018年にはヒューストンで供給された燃料油が約150隻の航行に影響を及ぼし、22年にはシンガポールで供給された燃料油から塩素化炭化水素が検出され約200隻が航行に影響を受けた。
こうした粗悪燃料油による機関事故は舶用エンジンの損傷を招く危険性があることに加え、粗悪燃料を船主に供給した定期用船者(注)はデバンカー(補油した燃料油が船内で使用不能になった場合に、本船の燃料タンクを開けるために、本船から燃料油を陸揚げすること)の費用の賠償責任を負う可能性があり、深刻な経済損失が懸念される。
トライボテックスは1981年創業で、「摩擦・摩耗・潤滑を扱う技術のトライボロジーを通じ、社会に貢献する」ことをミッションに掲げ、機関の潤滑状態および油の劣化や汚染状態の分析・評価・診断・対策立案および状態監
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ドコモ・インシュアランス取締役営業部長の吉村忠義氏、Sasuke Financial Lab InsurTech事業部長の堺谷文紀氏に聞く
ドコモ・インシュアランスは2024年3月、同社が提供する保険比較サイト「ドコモスマート保険ナビ」で生命保険のサービスも開始した。Sasuke Financial Lab㈱が開発した、B2C事業者向け「コのほけん!ホワイトレーベル」を活用し、短期間で仕組みの導入に至ったという。「コのほけん!」は、個人向けの保険一括比較・見積もりサイトで、「コのほけん!ホワイトレーベル」は、同仕組みを、顧客基盤を有する企業(パートナー企業)に提供するもの。同仕組みを最初に導入したドコモ・インシュアランスの取締役営業部長吉村忠義氏とSasuke Financial Lab InsurTech事業部長の堺谷文紀氏に、開発の背景や導入の意義、展望などを聞いた。
――ドコモ・インシュアランスにおいて導入を決めた背景は。
吉村 当社は、創業以来「安心安全な生活に欠かせない金融商品を、私たち生活者が『より身近に』『より賢く』選べる時代の実現」に取り組んできた。インターネットのデジタル保険代理店として、日本で早くから自動車保険のリアルタイム見積もり比較&契約サービス『保険マトリクス』を皮切りに、各
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