日本少額短期保険協会 24年度通常総会開催 「第2次中期3か年計画」最終年度へ 24年度事業計画など全7議案を可決
日本少額短期保険協会は6月5日、東京都中央区の鉄鋼会館で2024年度通常総会を開催した。24年度事業計画、新役員の選任など全7議案が審議・可決された。同協会の渡邊圭介会長は、「第2次中期3か年計画」最終年となる今年度について、協会として足元で対応すべき事項とともに、将来に向けて対処すべきテーマに真剣に向き合っていくとの考えを示した。また、同日に新役員が選任されたことを受け、会長を退任する旨を発表した。当日は正会員約50人の他、賛助会員や報道関係者などが多数参加した。
総会の開会に当たってあいさつした渡邊会長はまず、同協会の24年3月末時点の正会員数が122社となり、さらに、23年9月末における保有契約件数が1100万件を超えたことを報告し、会員各社に感謝の意を示した。
また、同協会の1年間の活動を振り返り、「お客さまや行政からの信頼回復に向けて策定したガバナンス・コンプライアンス強化に向けた総合対策に基づき、諸施策を着実に進めるとともに、今後の一層の業界発展を実現するために対処すべき課題に取り組んできた」と述べた上で、特に二つのテーマが喫緊の課題となっているとした。
一つ目のテーマは「会費体系の見直しについて」で、将来を展望し
続きは新聞でお読みください。
執行役員常務の阿部孝一氏と執行役員の岩本睦央氏に聞く
ジブラルタ生命では、ライフプラン・コンサルタント(LC=営業社員)チャネルについて執行役員常務の阿部孝一(あべ・こういち)氏に、代理店チャネルについて執行役員の岩本睦央(いわもと・むつお)氏に聞いた。24年度は、LCチャネルでは「LCの採用を強化し育成環境の整備に注力する」、代理店チャネルでは「高資質な代理店営業担当者(MR)の育成に注力し生産性を高める」としており、それぞれのチャネルの具体的な方針について説明してもらった。
――23年度の振り返りを。
阿部 当社は「ニードベースセールスを通じて生命保険の真価を正しく伝え、全国津々浦々のお客さまに経済的な保障と心の平和をお届けする」ことを使命としている。23年度は、LCの増加に向けて採用を強化した。従来から運用していた入社後2年間の育成プログラムに加え、提携団体や既契約者への定期訪問を前提とした4年間の育成プログラムを並行運用し、営業経験が少ない社員でも安心して入社できる環境を整備した。また、LCの採用を担う営業管理職の質を向上させるため、営業管理職の育成に重点を置いた研修を実施し、組織強化を図ってきた。
――顧客に対する取り組みでは。
阿部 顧客体験改革(CX)の観
(2週間無料でお試しいただけます)