ドイツ人が見たフクシマ -脱原発を決めたドイツと原発を捨てられなかった日本-
熊谷 徹 著
発行日
2016/03/18
判型/ページ数
四六判/272頁
価格
1,980円(税込) 1,800円(税抜)
ISBNコード
9784892932700
本書の内容
ドイツでは、脱原子力と再生可能エネルギーの拡大政策をエネルギー転換(Energiewende・エネルギーヴェンデ)と呼んでいる。なぜ日本から1万キロメートル離れたドイツが、大胆なエネルギー転換に踏み切ることができ、深刻な原子力災害を経験した日本が、ドイツのような本格的なエネルギー転換に踏み切れなかったのか?日独両国のエネルギーに横たわるパーセプション・ギャップ(物の感じ方、把握の仕方の違い)、そしてリスク意識の違いは、どこから来るのか。
本書は、福島事故から5年という節目に、これらの問いに答えようとしたものである。
■本書の主な内容:
第1章 ドイツ人に強い衝撃を与えた福島事故
第2章 なぜドイツ人は原子力と訣別したのか
第3章 ドイツ・エネルギー転換の全貌と試練
第4章 原子力時代の負の遺産との戦い
第5章 日独リスク意識の違い