パーシャル・スピンオフ
パーシャル・スピンオフ
スピンオフとは、社内の事業部門を切り出し、独立させることであり、切り出した後も株主(または親会社)との資本関係は継続(子会社化)する。スピンオフの目的としては、社内の一事業として置いておくよりも、切り出すことで事業の成長や、事業価値の向上につなげること等が考えられる。従来、スピンオフ税制は、100%の分離を前提とするものであり、パーシャル・スピンオフ(スピンオフ元親会社に子会社株式を一部残す)は、課税対象のままだった。しかし、スピンオフ税制の適格要件が今年4月から緩和され、パーシャル・スピンオフにおいても一定の要件を満たせば課税対象外となった。これにより、スピンオフ親会社は、スピンオフ会社株式の20%未満であれば保有できることになった。
(2024年6月20日付保険毎日新聞2面「ソニーグループ事業説明会」より)