東京海上日動 がん罹患者も補償可能に 「がん治療と仕事の両立支援プラン」開発 企業の福利厚生制度として販売
東京海上日動は企業の従業員を対象とする「がん治療と仕事の両立支援プラン」を開発し、10月1日始期契約から販売を開始した。がんに罹患(りかん)したことがある人も含めて従業員全員が加入できるようにした商品で、同プランの提供を通じて、がん患者の「治療と仕事の両立」と企業の「人的資本経営の推進」を支援するとしている。
「がん治療と仕事の両立支援プラン」は、企業の福利厚生制度として導入しやすいように設計されており、①従業員全員への一律の補償提供:がんに罹患したことがある人についても補償可能(保険期間開始前に診断確定されたがんとは関係のない新たながんに限る。保険期間開始前に診断確定されたがんが再発または転移したと診断確定された場合は、治癒・寛解の有無にかかわらず補償対象外)としており、企業の従業員全員を被保険者とすることができる②簡便な手続きによる制度構築:企業が給付金支払実務等の体制整備を行う必要がなく、簡便な手続きによって福利厚生制度として導入できる―という点が特長。
補償プランはがんに関する補償ラインアップの中から、企業の要望に応じたプランを設計できる。主な補償例として次の3プランが例示されている。
▽抗がん剤治療プラン(月額5万円
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【アリアンツ・コマーシャル 転換期を迎える洋上風力発電 グローバルなビジネスチャンスとリスク動向 3】
【世界の動向】
地政学的な不安定さと気候危機は、世界の洋上風力発電への投資を活発化させ、各国の政府は、従来の北海の風力発電産業の中心地をはるかに超える地域での事業の発展を約束した。
世界中で、先進国の政策立案者たちは、再生可能エネルギー電源の導入を促進し、その普及を加速させるために、法律、規制、投資戦略、国際的な提携を進めている。
その多くは、2030年を二酸化炭素削減目標の期限としている。22年にはフランス、英国、ドイツ、スペイン、イタリア、中国、ベトナム、日本、韓国で、新たに42の洋上風力発電所が稼働を開始した(注4)。
ウクライナ侵攻後、ロシア産ガスへの過度な依存が最も顕著になった欧州では、22年からのREPowerEU計画で、30年までにエネルギーの45%を再生可能エネルギーで賄うことを目標としている。これに続き、23年2月には、欧州におけるエネルギー・サプライチェーンの再配置と、欧州圏のクリーンテック分野の競争力強化を目的とした『グリーン・ディール産業計画』が発表された(主に、ジョー・バイデン大統領のインフレ削減法2022[後述]に対応したもの)。
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