ダイレクト自動車保険 24年度第2四半期決算 元受正味保険料5.8%増
ダイレクト自動車保険7社(ソニー損保、SOMPOダイレクト、チューリッヒ保険、アクサ損保、SBI損保、三井ダイレクト損保、イーデザイン損保)が発表した2024年度第2四半期決算によると、7社の自動車保険の元受正味保険料等の合計は前年同期比5.8%増の2294億円と前年同期実績を上回った。7社中6社が前年同期比で増収となった。
ソニー損保の自動車保険の元受正味保険料は前年同期比10.6%増の742億円だった。同社全体の経常収益は同10.4%増の824億円で、正味収入保険料は同10.3%増の816億円となった。経常利益は同10.2%減の28億円で、中間純利益は同9.8%減の20億円となっている。
SOMPOダイレクトの自動車保険の元受正味保険料は前年同期比3.2%増の397億円だった。同社全体の正味収入保険料は同2.8%増の405億円、経常利益は同9億円減益の▲22億円、中間純利益は同6億円減益の▲17億円となっている。
チューリッヒ保険の自動車保険の元受正味保険料は、期中を通して新規契約・継続契約ともに好調を維持したことから前年同期比6.1%増の298億円と伸展した。同社の収入保険料(元受保険料と受再保険料から各々解約返戻金、そ
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フィッチ・レーティングス(フィッチ)は12月4日、レポート「アジア太平洋地域の保険会社2025年の展望」を公表し、25年のアジア太平洋地域(APAC)の保険セクターのアウトルック、および日本の生保・損保セクターのアウトルックをともに「中立的」とした。フィッチのアジア太平洋地域保険格付責任者のJeffrey Liew氏は「APACの保険会社に対するフィッチのアウトルック『中立的』は、安定的な事業の利益率と強固なソルベンシーのバッファーを反映している。生保は質の高い成長とソルベンシーの達成を目指している一方、損保は効率性を重視している。規制の変更、異常気象や資産運用面でのボラティリティが課題をもたらすものの、経済成長と規制措置の中で強固な資本バッファーがセクターの安定性を支えるだろう」と述べた。
日本の保険会社
フィッチは、日本の生保・損保セクターの2025年のアウトルックを「中立的」としている。これは、フィッチが資本基盤の強化と健全な保険引受事業の利益率を予想していることを反映している。24年9月末時点の伝統的生保各社の合算のソルベンシー・マージン比率は932%となり、不安定な金融市場から生じる運用リスクの増大にもかかわらず、前年の915%から堅調に推移した。
▽新たな規制の枠組みが25年度から導入
日本の規制当局は、
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