ＩＦＡ法人で保険代理店の㈱バリューアドバイザーズ（東京都新宿区）は、資産運用について楽しく学べるボードゲームを独自に制作して、自社の顧客に対して利用する他、最近では他の保険代理店にも積極的に展開している。消費者の金融リテラシーの向上が大きな課題となる中、保険募集人がゲームのファシリテーターになって自らの顧客に広めてもらうことで、「正しい金融知識」の浸透を図る狙いがある。ゲームを制作した同社の五十嵐修平社長は、「自社だけで日本に投資教育を広めていくには時間がかかるため、同業者である代理店の募集人の方にボードゲームを開放して、より多くの人に利用してもらえればと思う」と話す。

　ボードゲームの名称は「ファイナンシャルフロンティア」。社会人になったばかりの２５歳からセカンドライフを迎える６５歳までの間に、投資行動と自分のしたいことを選択しながら、資産や満足度のポイントを増やして理想の人生の実現を目指す。
　プレイヤーは２５歳から５年ごとの各ターンで２回（ラウンド）ずつ①貯金額の受け取り②人生の選択③イベント④資産運用⑤資産管理―といった手順を進め、６５歳まで繰り返す。ゲーム終了時点で老後資金を２０００万円以上保有した上で、満足度が最も高いプレイヤーが勝ちとなる。
　バリューアドバイザーズは４月１６日、保険代理店「マネードクター」を