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特集

Plug and Play Japan × 保険毎日新聞社 WebピッチセッションBatch4⑤Mediktor社

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世界トップレベルのアクセラレーター/ベンチャーキャピタルであるPlug and Play Japanとのコラボレーション企画「紙上ピッチセッション」のWeb版。保険ビジネス関連のスタートアップ企業の代表者が、自社の商品・サービスを自らの言葉でアピールする。

Mediktor社 CEO Cristian Pascual



【 推薦コメント by Plug and Play 】
 オンライン診断サービスの需要が高まる中、音声認識でAIトリアージを提供しているスタートアップです。日本でもオンラインで症状を診て、罹患している可能性のある疾患を予測するサービスはありますが、自らの言葉で医師と対話するように診断を受けられるサービスは、精度の観点からもまだ日本には数多くは存在しません。すでに海外において、多くの保険会社との提携が進んでいるMediktor社は、日本の保険業界において今後活躍するスタートアップとして注目しています。





――自社の紹介を。

10年以上前、集中治療専門医のオスカル・ガルシア=エスキロール医師と工業エンジニアの私は、トリアージと事前診断のためのAI搭載医療チャットボット「Mediktor」を、患者がいつどこにいても起こっている症状を解析できる信頼性の高いツールとして開発しました。Sensely社の買収により当社のプラットフォームはさらに拡大し、AIの症状解析能力とバーチャルサポート機能を組み合わせることで、AIトリアージ市場における地位は確固たるものとなり、世界中の保険会社に革新的なソリューションを提供できるようになりました。以来、当社はデジタルヘルスケアのリーディングカンパニーとして認知されています。

――提供する商品・サービスの概要や強みは。

「Mediktor」は、治療プロセスの中で患者と医療従事者をサポートするために設計された、保険会社向けのさまざまなツールを提供しています。主な機能とサービスは以下の通りです。

 ①患者向け機能:AIを活用したトリアージにより、患者を適切な専門医に導くほか、顧客目線に立った事務機能を提供することで、患者体験を向上させます。
 ②専門家向け機能:「Mediktor+」は、AIとコールセンターの両方で対応するハイブリッドケアモデルを通じてコールセンターの業務効率を最適化し、コールセンターのオペレーターが電話で患者の症状から効率的に解決できるよう支援します。
 ③アドオン機能:保険加入者のエンゲージメントを向上させるためのツール、リアルタイムのデータによるインパクトのトラッキング、そして、世界的に高い評価を受けているアメリカの医療/研究/教育機関であるMayo Clinicへのアクセスを提供します。これらは、各社のニーズに合わせてカスタマイズできます。

――ユースケースについて。

以下のような保険会社の事例があります。

①Sanitas(*1)、BUPA:「Mediktor」が実装されたことにより、患者の60%を適切な専門医に導くことに成功し、救急外来への不要な受診を回避しました。このシステムは50%のリピート率達成という、強いエンゲージメント値を示しました。現在、Sanitasの会員は、「Mediktor」のAIベースの機能を信頼し、症状が出始めたときに何をすべきかのアドバイスを信頼しています。
②Healthanea(*2) by AXA:「Mediktor」は、患者のトリアージと事前診断のためのケアチャネルとしてHealthaneaプラットフォームに実装されました。患者は3分以内に診察され、最も適切な治療に誘導されます。「Mediktor」は10万回以上利用されましたが、患者の75%が満足したと答え、また不要な診察を回避しています。

*1 スペインの私立医療保険会社
*2 AXAがMicrosoftと立ち上げたデジタル・ヘルスケア・プラットフォーム

――今後のビジネスの展望について。

「Mediktor」は、デジタルヘルス、特に医療保険向けのAIトリアージソリューションのリーディングカンパニーとしての地位を強化することに重点を置いています。私たちは、信頼できるヘルスケアの支援者としての役割を強化し、効率を高めることを目指しています。





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