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特集

Plug and Play Japan × 保険毎日新聞社 WebピッチセッションBatch4⑥Woodstock㈱

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世界トップレベルのアクセラレーター/ベンチャーキャピタルであるPlug and Play Japanとのコラボレーション企画「紙上ピッチセッション」のWeb版。保険ビジネス関連のスタートアップ企業の代表者が、自社の商品・サービスを自らの言葉でアピールする。

Woodstock㈱ 代表取締役CEO ブライアン・ユン



【 推薦コメント by Plug and Play 】
日本では依然として金融教育の不足が指摘されており、国民の金融リテラシー向上が急務とされています。Woodstock社の米国株SNS投資アプリは、少額から手軽に投資を始められるだけでなく、ユーザーの投資動向をリアルタイムで確認できるため、初心者でも安心して投資に挑戦できます。保険会社にとっても、若年層が将来の安定した資産形成を実現できるよう支援することは重要な課題であり、Woodstock社による若年層への投資教育機会の提供を通して、自社金融商品への関心向上、顧客の多様なニーズに応える商品設計など、保険と投資を組み合わせた保険会社との協業の可能性を秘めています。





――起業のきっかけは。

日本は他の国と比べて投資をしている人はまだまだ少ないのですが、SNSを見ると資産形成に興味を持っている人は多いことに気付きました。同時に、既存の投資サービスの利用について心理的なハードルが高いことにも気が付き、もっと気軽に始められる投資サービスが求められているのではないかと思ったことが、事業を立ち上げたきっかけです。また、私自身がトレーディングシステムのエンジニア、トレーダー、SNSプラットフォームのデジタルマーケティング・経営戦略・ファイナンス業務などに携わってきたことも、SNSと投資を組み合わせるというアイデアと運営ノウハウのベースになっています。

今の若い世代の皆さんは、あらゆる情報をソーシャルメディアでシェアされています。これまでは閉じたコミュニティでしか話されていなかった投資に関するトピックが公になってきており、投資という分野でもお互いに情報をシェアしながら、一緒に学んで、一緒に成長していく、この形がうまく働くと強く認識したので、ソーシャルメディアと投資のアプリを組み合わせた事業を始めるに至りました。

――提供する商品・サービスの概要や特長/強みは。

「豊かな未来を、みんなで。」というミッションを私たちは掲げていますが、コミュニティの力を使って、一人でも多くの人たちが投資に踏み出し、安心して人生を謳歌するためのサポートをしていきたいと思っています。特に日本は、他の国と比較すると、投資して資産運用をするカルチャーがまだまだ定着していません。ただ一方で、若年層を中心に“貯蓄から投資へ”の流れ、需要は確実に高まっています。そのため、投資アプリ「ウッドストック」では、投資に対するハードルをできる限り下げるための工夫を施しています。200円から気軽に投資を始められ、手数料は為替手数料1%のみで、口座開設も無料で本人確認もスマホにマイナンバーカードをかざすだけです。こういった投資未経験の方々の視点に立ったサービスやコンテンツが、他の投資アプリと大きく異なる特徴だと考えています。この他にも、先ほども述べたような、ユーザー同士でお互いのポートフォリオや資産の増減比率などを共有できるので、初心者がまず初めにつまずく「何を買ったらいいの?」という課題に対して、経験者の意見やポートフォリオを参考にできるようにしたり、みんなが取引している銘柄がすぐにわかるライブトレードという機能を作ったり、また、分からない言葉などについてAIが教えてくれるような仕組みを導入したり、さまざまな形で初心者のハードルを下げるための情報提供をしています。

――利用者のユースケースについて。

投資をしたことがない若年層をメインターゲットとしていることもあり、現在ユーザーの半数が29歳以下となっています。そして、ユーザー全体の7割以上の方が投資未経験だった方々です。そのため、初心者だから恥ずかしい、ということもなく、自由にコミュニケーションをとっていただけていると思います。実際の取引に基づいた情報提供がなされるので、タイムラインでのコメントの質が高く、お互いに学び合って刺激し合って資産形成に取り組まれているのがよく分かります。

また、私を含め、社員全員が日々ウッドストックを利用しているユーザーでもあります。自分たちが毎日利用し、ユーザーの皆さまとコミュニケーションを取ることで、ユーザーの皆さまが求める新たなコンテンツや機能のアイデアを見つけることができます。このように、ユーザーの皆さまと一緒に投資プラットフォームを運営して、一緒にこのプラットフォームを作っていくという事例は、これまで、この分野では例を見ない新しい取り組みだと強く感じています。

――保険会社とのシナジーは。

現時点では米国株のみを取り扱っており直接的にシナジーがあるわけではありませんが、大きく「お金」というトピック、資産形成というトピックでは、投資も貯蓄も保険も同じくユーザーの皆さまが気にされていることかと思います。将来的には、投資だけでなく、資産運用やお金の管理に関するすべてのアクションをウッドストックの中で完結できるようにしていきたいので、そういった部分での連携も視野に入れて、クリエイティブなディスカッションやパートナーシッププログラムなどを検討してみたいですね。

――今後のビジネスの展望について。

直近では、マッチングアプリなど、同じ若年層をメインターゲットとした企業からのお声掛けを頂いており、親和性の高い企業との協業をしながら、ユーザー獲得につなげて、プラットフォームをどんどん拡大していきたいです。また、ICチップ読み取り方式による口座開設の仕組みをいち早く導入し、それによって在留外国人の方々にもウッドストックをご利用いただけるようになりましたので、国籍の壁を越えて、同じ投資というトピックで交流できる機会をプラットフォーム上でどんどん増やしていければと考えています。

また、長期的には、ユーザーのニーズに応える形で取扱商品を増やしていき、投資だけでなく、資産運用やお金の管理に関するすべてのアクションをウッドストックの中で完結できるようにしていきたいと考えています。

金融教育という文脈でも、ユーザー同士でソーシャル上で情報をシェアし合い学びながら、全体のリテラシーの底上げを図っていきたいと思いますし、それがこの国の新しい金融カルチャーを作ることにつながっていくと考えています。その上で最終的には、新たな金融カルチャーを築いて、日本のGDPを向上させることに貢献していきたいですね。



https://woodstock.club/



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