大樹生命 レゾリューションライフヘの出再等を活用 「ドリームロード」予定利率引き上げ
大樹生命は、同社と日本生命の営業職員チャネルで販売している一時払外貨建養老保険「ドリームロード」(正式名称:無配当一時払外貨建生存給付金付特殊養老保険)を8月1日から改定し、予定利率水準の引き上げを行った。
「ドリームロード」は保障と資産形成を両立できる一時払の外貨建養老保険で、2017年10月から日本生命にも商品供給しており、今年10月1日をもって発売から10周年となる。これまでの契約件数は42万件、保険料円換算額の合計額(販売開始から25年6月までの累計値)は1.6兆円を突破し、好評を得ているという。高い金利での運用を目指し、米ドル建または豪ドル建で運用し、満期時に満期保険金を支払う商品で、保険期間は5年、10年、15年とある。満期保険金・死亡保険金に加え、契約後1年ごとにレジャー資金や教育資金などに自由に使える生存給付金を毎年受け取ることもでき、同社によると外貨建てによる生存給付金付の一時払養老保険は現在、大樹生命のみの取り扱いとなる。
今回の改定は、日本生命グループとしてのメリットを生かし、ニッセイアセットマネジメント社との協業と Resolution Re Ltd. (注)(以下、レゾリューションライフ)ヘの出再を通じた高度な運用手法を活用することにより、予定利率設定水準の引き上げを図るもので、指定通貨に応じて、次の通り改定を行う。
米ドル建については、ニッセイアセットマネジメントとの協働により、運用ポートフォリオを変更することで、予定利率設定水準の引き上げを行う。
豪ドル建については、レゾリューションライフへの出再を通じて、同社の高度な運用手法を活用することで、予定利率設定水準の引き上げを行う。
いずれも一部の保険期間について、従来より高い水準の予定利率の設定が可能となるよう改定しており、米ドル建で5年、10年、豪ドル建で15年の保険期間が対象となる(今後の継続的な予定利率の上昇幅を保証するものではない)。ここ数カ月間のシミュレーション結果を踏まえ、およそ+0.2ポイントから+0.3ポイント程度の引き上げを見込んでいるという。
同社では、昨今の国内円金利の上昇に伴い、円建て保険の魅力が高まっているものの、国内よりも相対的に金利が高い米ドル・豪ドルで運用する外貨建て保険のニーズも一定あるとし、予定利率設定水準の引き上げを図り、商品の魅力向上につなげることにしたもの。すべての顧客がターゲットになり得るが、とりわけシニア層・富裕層(50歳から70歳代)の資産形成ニーズの高い層が中心となるとしている。
(注)25年下半期(7月から12月)に日本生命の完全子会社化の完了が見込まれている Resolution Life GroupHoldings Ltd. の傘下の再保険会社。
同商品の特長は、同社独自の団体医療保険であり、通常の入院や手術に対する保障に加え、がんや生活習慣病等に対する保障を上乗せするなど多様なオプションで企業・団体の要望に応じた提案が可能な点。また、がんや生活習慣病に特化したリスク限定型の制度設計も可能となっている。
多様なオプションには、入院系オプション特約として「生活習慣病入院特約」「三大疾病入院特約」「ガン入院特約」、一時金系オプション特約として「三大疾病診断給付特約」「ガン診断給付特約」などがある。
これまでの改定では、20年4月1日に、より幅広く顧客のニーズに応えるため、「日帰り入院」も給付対象とした、入院時に必要な諸費用を一時金で賄える「入院初期給付特約」を発売した。
また、契約している企業・団体の加入者や、人事・総務担当者向けに、無料の付帯サービスも提供している。
付帯サービス(加入者向けサービス)としては、メンタルヘルス相談、健康・介護相談、FP・税務相談、人事・総務担当者向けサービスとしてメンタルヘルス職場相談、休職・復職相談などがある(情報は、24 年7月現在のもの。今後予告なくサービスの内容を変更する場合や、サービスの提供を終了する場合もある)。
■今後の計画や展望
今後について同社では、「当社では、人的資本経営への関心
(2週間無料でお試しいただけます)
