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MDRT会員の肖像(1) 住友生命 高橋 美香氏

生命保険と金融のプロフェッショナル組織・MDRT。全世界80カ国700社以上の会員が活躍し、日本でも2024年4月現在、8901人が加入している。生命保険業に携わる優績者のなかでも厳しい入会基準を満たした上で承認されなければ得ることができない資格で、会員には卓越した専門知識と厳格な倫理的行動、優れた顧客サービスが求められる。本企画はMDRTとして働く人々を特集し、倫理観やサービスへの信頼が問われる保険業界において、顧客本位のサービスを実現するためのノウハウや、その意義を考える。第一回目となる今回は、住友生命すみれい事業部エグゼクティブコンサルタントの高橋美香氏に話を聞いた。
「一番は周りを笑顔にすること」

住友生命 高橋美香氏
――現在の仕事についたきっかけは。
高橋 就活セミナーのすみれい(住友生命の総合営業職)のブースで担当者に声をかけられ、働く人や会社の雰囲気に惹かれた。当初は人と話すことに苦手意識があり、生命保険の営業にもあまり良いイメージを持っていなかったが、人や会社に魅力を感じた自分の直感を信じ、悩んだ末に入社を決めた。
入社後は東銀座の営業部に配属され、最初は同行してもらいながら、徐々に一人で営業に行くようになった。うまくいかずに落ち込むことも多かったが、入社2年目のときに担当した企業に惚れ込み、営業の仕事が大好きになった。お客さまが自分を信頼して契約してくださると誇りを感じ、自信がついた。
――仕事をする上で大切にしていることは。
高橋 お客さまや一緒に働く人を笑顔にすること。営業成績で一位になることよりも、お客さまと良い関係が築けることが一番うれしい。あまりガツガツと営業する方ではないと思う。他社の商品の方がそのお客さまに合っていると思えば、その旨をお伝えするようにもしている。
当社の主力商品である健康増進型保険“住友生命「Vitality」”は、お客さまを笑顔にできる商品だと思っている。従来のリスクへの備えに加え、運動や健康診断などの活動をポイントで評価して保険料に反映させる仕組みを持つ商品で、契約いただいたあともさまざまな情報を届ける必要があり、お客さまとのコンタクト頻度が格段に増えた。お客さまからは保険だけではなく、Vitality健康プログラムに関する照会も多数いただくため、その対応にかかる時間や手間は必然的に増加するが、Vitality保有会員数の多い営業職員には専用ダイヤルであるVitalityコンシェルジュデスクの利用が可能となっている。デバイスの操作やポイントの運用方法などお客さまからの細かな質問への応対をサポートしてくれるため、これからも安心してお客さまを増やすことにこだわっていきたい。
悩みは書き出して解決策を考える
――失敗したりうまくいかないときの秘策は。
高橋 昔から、ストレスを感じたりうまくいかないことがあると、書き出して整理するようにしている。書いたものを眺めて、どうしたらそれを改善できるか考えて行動に移す。そうすると気持ちが前向きになるし、人に愚痴を言って嫌な気持ちにさせてしまうことがない。人に愚痴を言うことは生産性のあることだとは思わないし、一番苦手だと感じる。小さな失敗もたくさんしているが、考えすぎず忘れることも大事だと思う。
――MDRTに入会した経緯は。
高橋 MDRTは27歳のときに、「入りたい」と明確に志して、基準の達成に向けて努力して入会することができた。当時の直属の上司がとても素晴らしい人で、恩返しがしたいと考えたときに一番に浮かんだのが、成績を上げることだった。成績をあげてMDRTに入会し、皆の前でスピーチしてお礼が言いたいと思った。ありがたいことに、現在16年連続入賞を達成できている。
MDRT入会後は、全国大会での発表を依頼されて2000人の前で話すなど、貴重な経験をさせてもらっている。発表の際にはお客さまもサプライズで登壇してくださり、自分の仕事に対する想いを聞くことができて感激した。他社の素晴らしい人々とも交流することができるので、MDRTに入会したことは営業としての財産になっている。
――仕事のある日のルーティンは。
高橋 5歳と4歳の男の子の育児中なので、朝はまず子どもを保育園に預けるところから始まる。その後通勤の電車の中で、いただいている質問への回答や誕生日のお祝いメールなど、お客さまへの連絡を行う。9時半までにオフィスに出社したあとは、11時過ぎまでに事務作業を行い、それらが済んだあと担当企業に行って営業をしたり、リモートでお客さまに応対をしたりする。17時過ぎには電車に乗って保育園のお迎えに行く。帰りの電車での時間もお客さまへの連絡に使う。子どもが生まれてからは自由な時間が減ったが、ありがたいことに担当するお客さまの数は増えているので、いかに一人一人に対するサービスの質を落とさずに業務を行えるかが課題だ。
――今後の抱負は。
高橋 一番大事なのはやはり、周りを笑顔にすること。そうすると自分の居心地もよくなって、自分に返ってくると思う。
あとは今、お客さまに対してこちらから積極的に紹介の依頼はしていないが、ありがたいことに、お客さまの方から新たに紹介をいただけることが増えている。私を信じて大切な人を紹介くださることは、大きな喜びであると同時に責任も感じる。今後はもっと既存のお客さまの満足度を上げ、さらなる紹介につなげていきたい。
会社からずっと必要とされる人でいて、できる限り長く、この仕事を続けたい。