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ソニーフィナンシャルグループ 25年度第3四半期決算 グループ修正純利益10%増760億円 通期見通しは940億円に引き下げ

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 ソニーフィナンシャルグループが2月13日に発表したIFRS会計基準ベースによる2025年度第3四半期決算によると、営業収益は前年同期比8.8%増の7538億円で、税引前利益は損害保険事業で増益したものの、生命保険事業と銀行事業で減益となった結果、同57.7%減の605億円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益は同58.6%減の420億円。修正純利益は、銀行事業で減益したものの、主に生命保険事業と損害保険事業の修正純利益が増加したことにより同69億円(10%)増益の760億円で、修正後見通しに対する進捗率は81%だった。グループ連結修正純利益見通しは、ソニー生命で当年度末の保険前提を見直したことなどにより、40億円引き下げ940億円とした。配当総額は250億円(年換算500億円)から変更ない。1株当たり配当金額(半期分)は自己株式取得の影響を反映し、3.5円から3.8円に見直した。

 ソニー生命は、ライフプランナーチャネルを中心に法人向け販売が堅調に推移。個人保険・個人年金保険計の新契約高は前年同期比0.4%増の8兆1849億円で、新契約年換算保険料は同2.7%減の1276億円となった。うち第三分野は同14.2%増の75億円。第3四半期の新契約年換算保険料は前年同期比で減少したものの、3四半期累計では前年同期を上回っている。保有契約高は前年度末比7.7%増の76兆4101億円、保有契約年換算保険料は同6.7%増の1兆3638億円だった。うち第三分野は同1.4%減の2078億円。なお、当年度における新契約CSMの積上げは順調に推移しており、商品構成についても、CSM償却ペースの速い保障性商品へのシフトが進んでいるとしている。ライフプランナーチャネル・代理店チャネルの陣容は拡大しており、ライフプランナー数は前年度末から27人増えて5822人、代理店サポーター数は同52人増えて317人だった。
 IFRS会計基準での保険契約の将来利益を示すCSMは、前年度末比で649億円増加し2兆1334億円。24年度末残高の2兆0685億円からの変動内訳は、新契約CSMが2375億円増加、その他で経済前提(主に金利上昇)が約▲820億円、利息が+194億円で計543億円の減少、CSM償却が1183億円の減少。
 解約・失効率は年率換算で前年度末から0.5ポイント低下し5.5%。急速な円安進行や新商品発売・料率改定などにより22年度から23年度にかけて増加したものの、その後は低下傾向で、足元の解約・失効率は落ち着いており、事業活動の状況は引き続き堅調だとしている。
 生命保険事業は、変額保険の最低保証等に係る市況変動による損益の改善やレポ取引に係る支払利息の減少があったものの、ALM(資産負債の総合管理)の考え方に基づくリバランスを目的とした債券売却に伴う有価証券売却損益の悪化等により、税引前利益は前年同期比69.7%減の381億円となった。損害保険事業は、自然災害の減少等による発生保険金の減少により、税引前利益は同109.7%増の97億円となった。
 グループの財政状態の概況では、第3四半期連結会計期間末の資産合計は前年度末比2.5%増の21兆6094億円で、主な勘定残高は、有価証券が同2.8%増の15兆6847億円、貸出金が同1.6%減の3兆7252億円。負債合計は同3.2%増の20兆6309億円で、主な勘定残高は、保険契約負債が同2.2%増の13兆1504億円、銀行業の預金が同5.8%増の4兆4914億円だった。資本合計は同8.9%減の9785億円。連結ESRは、第2四半期末からさらに金利が上昇したものの、財務改善施策の効果や新契約の積上げなどにより、前年度末から10ポイント低下して179%となった。
 通期見通しでは、損害保険事業では自然災害損害額の想定見直し等による増益を見込む一方、生命保険事業では金利上昇を踏まえて年度末の保険前提変更の影響による減益を見込むことから、連結修正純利益見通しは前記のとおり980億円から940億円に引き下げた。税引前利益見通しは600億円から10億円に、親会社株主に帰属する当期純利益は410億円から▲5億円にそれぞれ引き下げている。
 なお、日本会計基準によるソニー生命の経常収益は前年同期比9.8%増の2兆3114億円、保険料等収入は同2.0%増の1兆4188億円だった。保険金等支払金は同24.6%増の1兆0480億円。経常利益は同132.6%増の785億円、四半期純利益は同147.6%増の538億円を計上した。基礎利益は同36.9%増の1408億円。総資産は前年度末比6.3%増の18兆0032億円となった。ソルベンシー・マージン比率は同232.1ポイント低下し1356.6%。ESRは同5ポイント低下して163%だった。

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