第一生命ホールディングス 22年度第3四半期決算、修正利益33%減1564億円 新契約年換算保険料は31%増
第一生命ホールディングスが2月14日に発表した2022年度第3四半期決算によると、連結経常収益は前年同期比38.3%増の7兆8442億円で、連結保険料等収入は同34.4%増の5兆310億円となった。連結経常利益は前年同期比36.0%減の2993億円。グループ修正利益は、第一生命は入院給付金支払やヘッジコストの増加を新規出再費用の減少等が相殺したが、海外金利上昇等に伴う米プロテクティブの営業外損益の大幅な悪化や第一フロンティア生命の標準責任準備金積増し等により、同33%減の1564億円。通期利益予想に対する進捗率は65%となっている。親会社株主に帰属する四半期純利益(連結純利益)は、グループ修正利益の減益に加えて、第一フロンティア生命の前年同期のMVA関連益の反動減が影響し、同50.7%減の1444億円。グループ基礎利益は同40.5%減の2286億円だった。通期の業績予想については直近の公表から修正はないが、グループ新契約価値は、第一生命における想定を下回る自社商品の販売状況を主因に、通期予想(1350億円程度)は未達となる可能性が高いとしている。
新契約年換算保険料はグループ全体で前年同期比31.8%増の3000億円、国内3社計では第
続きは新聞でお読みください。
あいおいニッセイ同和損保では1月25日、出資先の英国オックスフォード大学のAIベンチャー、Mind Foundry社(以下、MF社)の創業者の一人である、同大学教授のマイケル・A・オズボーン氏へのインタビュー取材会を同社本社(東京都渋谷区)で実施した。AIの台頭で米国の雇用者の47%が10年後には職を失うと結論付けた論文「雇用の未来」(2013年)の執筆者として知られる、AI研究の権威である同教授への取材会は、昨年11月に同社とMF社で設立した共同研究所「Aioi R&D Lab―Oxford(以下、R&D Lab)」のプロモーションも兼ねており、当日は、同教授があいおいニッセイ同和損保の主力商品である自動車保険に関して、「次世代テレマティクスサービス」「自動運転社会を見据えた保険サービス」などのテーマで持論を展開した。
【自動車保険に関連する研究の現在地】
あいおいニッセイ同和損保では、保険業務におけるデータ活用やAI開発のさらなる加速・高度化に向けて、AI研究のパイオニアであり、論文「雇用の未来」で知られるオズボーン教授が創業に携わったMF社と、20年10月から資本業務提携を結んでいる。
昨年11月15日には、損保ビジネスのさらなるアップデートを目指して、最先端の科学技術を生かした研究開発を行うR&D LabをM
(2週間無料でお試しいただけます)