AIG損保 事業賠償・費用総合保険で2特約発売、国内初・アスベスト飛散事故を補償
AIG損保は、2021年に発売した「事業賠償・費用総合保険(ALL STARs)」をバージョンアップし、同特約として「アスベスト飛散事故補償特約」と「特許等知的財産権補償特約」の販売を3月6日から開始した。
「アスベスト飛散事故補償特約」は、業務遂行・施設リスクに起因して、日本国内に所在する工事場内で不測かつ突発的に生じた事故―①工事場内の集じん・排気装置の物理的損壊②工事場の隔離養生のために使用する隔離シートの物理的損壊または外来の事由により生じた隔離機能の不全③特定粉じん排出等作業を行う対象の建築物その他の工作物の物理的損壊―により、石綿(アスベスト)が工事場外へ飛散した場合に、被保険者が負担する費用として、①石綿損害拡大防止費用:アスベスト飛散を発生させた原因に対して行う応急措置のための費用②石綿損害見舞費用:近隣施設(工事場から50メートル以内)の事業者・居住者に対する見舞費用③石綿除去等費用:近隣施設(工事場から50メートル以内)に所在する財物に対する除去費用―などを補償する。支払限度額は①③が1事故・保険期間中1000万円、②が被害者1名〈法人の場合は1法人〉につき10万円/1事故300万円。
国土交通省の資料によると
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「保険業界における最先端のアスリート集団(チーム)の構築」を目指して2021年1月に創業した乗合代理店㈱保険ビルド(福岡県福岡市、早瀬明社長)が、創業から丸2年を迎えた。同社の従業員数は今では約300人に増え、全国に59拠点を展開するまでに拡大した。営業担当者の生産性の高さに加えて、従業員の約3分の1を占めるクラークの事務処理能力の高さや、使い勝手を追求した自社開発の顧客・契約管理システムにより、損保収入保険料は100億円を超える。早瀬社長は今後について「これまでは損保を中心に扱ってきたが、今後は生保にも力を入れていく。さらに損保では、輸出企業向けに外航貨物や海外PL、またニューリスク(サイバー、D&O、雇用慣行等)への対応も進めたい」と語る。
創業者の一人、社長の早瀬氏は、大学卒業後、国内大手損保社に就職するも、転勤先の福岡に縁を感じて退職し、福岡で事故防止コンサルティング会社を立ち上げた経験を持つ。ところが、士業以外の業種にコンサルティングフィーを支払う文化がほとんどない日本では思うように業績が伸びず、全国規模の保険代理店に募集人として転職。「今となれば、日本では事故防止に関するコンサルティングフィーは代理店手数料に含まれていると分かる。そういう意味では、保険代理店は自分が来るべき場所だったと感じている」と振り返る。
同社で会長
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