東京海上日動 中小企業向け労災総合「超Tプロテクション」、医療補償を新たに追加 勤務先通さず保険金請求可能に
東京海上日動は8月21日、10月から中小企業向け保険「超Tプロテクション(業務災害総合保険)」に疾病による入院時の費用を補償する特約(以下、医療の補償)を追加するとともに、従業員の疾病等に関するプライバシーを保護する観点から、保険金請求時に勤務先を介さずに保険会社へ直接連絡できるウェブ事故受付システムの提供を開始すると発表した。中小企業の福利厚生の充実を通じて、従業員の治療と仕事の両立を支援する。
(独)労働政策研究・研修機構の「病気の治療と仕事の両立に関する実態調査」によると、「がんや心疾患等に罹患(りかん)した従業員の退職割合が1割以下」の企業は約8割を占めており、病気の診断が確定した後も働きながら(あるいは一時的に休職しながら)治療を両立させていくケースも珍しくなくなった。一方で、特に中小企業では福利厚生に関する体制構築が難しく、福利厚生の手当てを受けるために病気に関するセンシティブな情報も含めて勤務先に申し出なければならないケースがあり、こうした実情が、従業員にとって仕事と治療を両立する足かせとなっているという。
東京海上日動が10月から提供を開始する「超Tプロテクション」の「医療の補償」は、従来のケガの補償に加え、病気の
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〈新卒・中途採用の最新事情17 アニコム損保 人事部課長 千葉紘子氏に聞く〉
アニコム損保では、「新卒採用」について取材した。新卒者の人数については、毎年30人前後とコンスタントな状況が続いている。また、この3、4年は、学生が早い段階で志望企業を絞り込んでいることや、企業研究や面接の準備に時間をかけているという傾向が強いという。さらに、自分が活躍できる環境かどうかという点を熟考している様子がうかがえるとのこと。人事部課長の千葉紘子氏に詳細を聞いた。
――御社におけるここ3、4年くらいの新卒採用の変化や特徴を。
千葉 従来は、新卒採用のほぼすべてのステップを対面で実施していたが、2021年卒の採用活動から、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、オンラインでの実施を導入した。具体的には、会社説明会および一次面接・二次面接はオンライン開催、最終面接は対面もしくはオンラインを学生が選択可能としている。最終面接について、昨年までは東京近郊の学生も半数程度がオンラインを選択していたが、今年は地方の学生も含め、9割以上の学生が対面面接を選んでいる。
――「対面」を希望する学生が増えているようだ。
千葉 インターンシップの時期には「1day仕事体験」を開催し、当社の企画業務等を体験できるワークショップを実施している
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