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酷暑の候 熱中症見舞金保険

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 8月上旬、数日だけであったが、涼を求めて標高約1000メートルの地で過ごした。最高気温は30度程度、朝夕の涼しさは格別で軽い上着があってもよいほどであった。その後通常に生活に戻り、天気予報で日本列島が赤や紫に塗り分けられている姿をみてうんざりし、室内で冷房を使っておとなしく過ごしていても、全く動かないわけにもいかない。少し何かすれば汗ばむこの酷暑に、熱中症という言葉が頭をよぎる。
 消防庁の発表によれば、8月5日から11日までの熱中症による救急搬送は8672人だった。過去をさかのぼればむろん右肩上がりで、夏季の暑さが外出や屋外の活動の妨げになっていることは間違いない。熱中症にかかってしまい、救急搬送されると、軽症であっても点滴治療をうけたり、重症ならば入院加療の対象となったりすることもある。救急搬送のニュースを横目で見ながら、自分がもしも熱中症で搬送されたならば、今かけている保険で保険金を請求できるのだろうか?と考える被保険者も増えてゆくことだろう。
 従来熱中症は保険金支払いの対象外となってきた。そのため、各保険会社の商品設計の中で、それぞれ特約でカバーしたりしているケースが多い。しかし、ここ数年においては、大手保険会社やネット完結型の保険会社が熱中症に特化した保険を販売したりしてきた。また、大手損害保険が特約にあらかじめ熱中症をとりこみ入院費用や通院費用を補償するという報道もすでにあり、熱中症対応はまさに保険会社の熱い視線を集めているともいえる。
 どうしても野外活動が避けられないときなど特約もチェックしてはどうだろう。それにしても毎日、読者の皆さんがご安全に酷暑を過ごされることを心から願っている。(こゆ美)

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