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うず

【うず】高齢者のカスハラ?

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 確かに高齢者カスタマーハラスメントとも言うべき顧客への悩みを聞いた。「新しく担当となった契約者から自宅に呼び出され参上すると、保険とはまるで関係ない話の相手として2時間以上拘束されてしまった」「『保険料原資として○○○万円ある。商品設計を提案してほしい』と呼び出されると、複数の生損保、銀行関連会社の営業担当が同時に呼び出されていて、各社がその場でプレゼンテーションをさせられた。終了後『みんなでジャンケンをしろ、勝った者と契約する』と指示されたが、ジャンケンして勝ったとしても『今日は気分が乗らない』と言って契約には至らない」「契約や説明のためにご家族の同席をお願いしても、『私をバカにするのか』と文句を言われ追い返される。そしてまた指名で呼び出される」…。
 似たような話だが、地方の119番には病気やケガではなく、話を聞けと言って電話をしてくる高齢者がいるとも聞いた。実際の担当者はたまったものではない。日常の孤独感を癒すため顧客としての立場を利用し、対応させやすいところに、相手となることを強要してしまう高齢者の心情と判断できる。
 しかし、ベテランはもちろん、特に育成目的で地域担当としてこれらの顧客の担当をさせられた新人職員は、早期退職につながってしまいかねない。その顧客が認知症患者なら、契約にはつながらないし対応は確定している。そうでない場合でも、単に担当者の変更や高齢者世代のお仲間の居る場所を紹介したりするのではなく、孤立高齢者問題として、地元自治体や業界を挙げて情報交換、提携を行って対応すべきではないだろうか。(朗進)

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