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うず

【うず】バス路線廃止

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 母校前を走っていたバス路線が廃止された。最盛期にはバス会社3社が運行していたが、最後の1社も撤退することになった。最近の高校は通学範囲が広がって、バス通学を越えて近隣の鉄道駅からの徒歩や自転車通学が主流となっていたらしく、生徒を含め近隣住民の利用者も激減していたらしい。
 そして「○○高校前」と表記された「バス停標」の母校への寄贈式が行われると聞き、まさにそのバスで登校していた老卒業生も見学に行った。当日はバス会社のスタッフ、校長はじめ学校職員、同好会の電車バス研究会の生徒を中心とした在校生、懐かしい同窓会員らが参集していた。
 近年バス路線だけでなく鉄道路線にも、運行担当要員の不足や赤字路線問題から合理化の風が吹き荒れている。特に地方においては、地域住民の足そのものが奪われることになり問題となっている。その解決策として最新のテクノロジーを利用した「自動運転バス」の導入も検討されてくるだろう。地域を自由に走り回る「自動運転乗用車」より、一定の経路を走るバスの方が一足先に実用化されるかもしれない。
 この場合、現行の「自賠責保険」「任意自動車保険」の二階建て制度での対応は難しい。運行制御システムの欠陥による事故など、新しいリスク・ペリルが想定される。本紙でも「自動運転時代への自動車保険」について詳しい論考が連載され、最終回では「自動運転車専用自動車保険」の提案がなされていた。今後とも対応研究が進んでいくだろう。
 寄贈された「バス停標」を眺めながら、高校時代への感慨とともにそんな未来への思いにもふけっていた。(朗進)

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