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うず
【うず】サテライトオフィス化
自宅に要介護者を抱えながら頑張っている知り合いの生保営業職員が、都心にある自身の所属営業所ではない自宅近くの営業所で急ぎの事務処理を実施したと言っていた。
当然個人情報に関わるものが存在するだろうから、具体的な事務処理内容には言及されなかったが、緊急避難的に行ったようだ。顧客との面談の時間は何とか工夫していたものの、通勤時間がどうしても捻出できなかったらしい。確かに日本全国の営業事務所は本社とオンラインでつながっているのだから、他の営業拠点でも処理可能な事務が現実にあるのかもしれない。
業界のデジタル高度化により、顧客から紙で受け取った告知や手続の書類を本社に送付していた時代に代わって、携帯タブレットからの入力化も進んでいる。他の業界同様に職員の在宅勤務が可能になり、近い将来には全国の営業所の「サテライトオフィス化」や営業職員の新しい勤務形態が出現して、以前なら配偶者の地方転勤を含め家庭の事情で「心ならずの退職」となっていた事態が、皆無となるかもしれない。
無論、いくらZoom会議やAIの時代だといっても、「営業拠点長との面談指導・打ち合わせ」や、何よりも「朝礼」をどのように運営していくかという課題は、依然として残ると考える(現在はもう毎日実施されていないのかもしれない)。
いずれにしろ、「営業所パソコン」なるものが導入されて、その操作と事務対応に苦労したこと、毎朝、所属営業所で「朝礼」を実施して、参加者の経験スピーチ・新商品などの情報の伝達と交換・成果発表と成績グラフ表示・表彰・意思統一―が当たり前だった老コラム子には隔世の感がある。(朗進)
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