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MDRT会員の肖像(6) 朝日生命 根本 虹子氏

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MDRT会員の肖像(6) 朝日生命 根本 虹子氏

第6回目となる特集「MDRT会員の肖像」では、朝日生命さいたま統括支社大宮営業所支所長の根本虹子氏を取り上げる。中国・上海出身の根本氏は来日後、努力を重ねて日本語と募集人資格を取得。その後も地道な営業活動を続け、本社表彰には26年連続、社長特別賞には20年連続で入賞しており、現在6年連続COT登録するなど、社内でも名の知れた営業職員として活動している。また組織分離の実績も豊富で、現在は支所長として後進の育成に励む。そんな根本氏に、現在に至るまでの働き方やこれからの目標、支所長として後輩を育てるために考えていることなどについて聞いた。

「後進育成によって自分自身が育てられている」





朝日生命 根本 虹子氏



――これまでの経歴と、仕事を始めたきっかけは。

根本 中国の上海で生まれ、19歳の時に留学で日本に来た。縁あって結婚し、子どもも授かることができた。結婚後は夫の実家のある埼玉に移り住んだ。

朝日生命には子どもの保育園のママ友に誘われたことがきっかけで入社した。働きに出たいと思っていたので、どんな仕事をするかあまり理解していなかったが、「日本語のさらなる勉強にもなるだろう」と考えて気軽な気持ちで働き始めた。

入社後はとにかく必死だった。夜は子どもを寝かしつけてから深夜2~3時頃まで、募集人資格の一般課程試験と運転免許のペーパー試験の勉強を並行して行った。当時はまだスマホもなかったので紙の辞書を引いて分からない単語を調べ、人が2~3回しか解かない過去問題も、何十回と繰り返し解いた。合格した翌日には車に乗って出社したことをよく覚えている。



どんなささいな営業活動も無駄にはならない



――仕事を始めてみて抱いた所感など。

根本 合格後は専門課程の勉強と並行して、配属された当時の大宮支社で既存顧客の集金業務から顧客訪問を始めた。毎月末、担当エリア内を慣れない車の運転で回りながら、40件ほどの集金業務を行った。携帯電話のない当時、お客さまは約束した時間に不在にしていることも多く大変だったが、そこから少しずつお客さまとの接し方を覚えていった。お客さまは良い人ばかりで、娘のように可愛がってもらった。

その頃、33人いた同期も徐々に訪問活動を始め成績を伸ばしていったが、自分はなかなか契約できずに焦っていた。集金で訪問先を周りながら、「なんでこんなことをしているんだろう」と虚しくなる日もあったが、「任された仕事はしなければならない」と自分を奮い立たせ、毎日朝礼が終わってから、保育園のお迎えに行く17時頃まで必死にアポ取りと訪問をした。エリアには約120件の顧客がいて、毎月全件訪問するようにしていた。チャイムを鳴らしても居留守を使われたり不在だったりして会えないことも多かったが、不在宅にはレシピ冊子「野菜倶楽部」に自己紹介文を添えたものをポスティングするなど工夫して、積極的にお客さまに覚えてもらえるきっかけづくりを行った。電話をかけた際に「いつも案内を投函してくれている根本さんね」と言ってもらえると、ホッとした。どんなささいな営業活動も無駄にはならないと信じて必死に取り組んだ。

初めての契約は、既契約先の八百屋の夫婦からいただいた。契約内容の説明とプラン提案に必死で、なかなか顔を上げることもできなかった私に、「もう十分よく分かった。あなたの一生懸命さは伝わってきたから見直しをお願いする」と言ってくださった奥さんの言葉は一生忘れられない。帰りの車ではうれしくて、泣きそうになった。その時のありがたい気持ちを忘れずに、いまもずっと頑張っている。

――ターニングポイントは。

根本 入社2年目の時、二人目の子どもを授かり育休に入った。育休の1年があっという間にすぎて復帰が迫った頃、知り合いの少ない土地で二人の子どもを育てながらフルタイムの正社員として働いていく道筋が見えず、「子ども二人を保育園に預けてまでこの仕事を続ける意味はあるのか」と考えて、精神的に追い詰められた。

そんな時、当時の所長が自宅まで来てくれた。所長は私の顔を見ると「あなたの復帰を待っている。困ったことがあればなんでも協力するから相談してほしい」と言ってくれた。その言葉に励まされて、自分の帰る居場所が朝日生命にあると思った。仕事と子育ての両立は大変だが、また一から頑張っていこうと思った。思った通りに働けずもどかしい思いをすることもあったが、家族の協力も得ながらオンオフの切り替えを意識して仕事に取り組んだ。子どもにはさみしい思いをさせたことも多かったと思うが、働いている姿を見せることも育児だと思って頑張った。成人した二人から誕生日に「ママの輝いている姿をいつも見ている」とメッセージをもらった時はうれしかった。

――MDRTへの入会は。

根本 入社して10年目の2004年に入会した。当時新しく来た支社長がMDRT制度に詳しい人で、私の成績を見て入会を勧めてくれた。私はその存在も知らず、よく分からないまま登録をして、北海道で行われた総会に行った。総会にはたくさんの人がいて、こんなにもたくさんの人が同じ保険の仕事を頑張っているということに衝撃を受け、感動した。支社と訪問先を往復する日常では味わえない経験だった。もっとたくさんの人が入ればいいのにと思った。

今はMDRTの朝日生命分会の副会長をしている。過去にはブロック会の役員も経験した。活動は忙しいが学ぶところが多いので、社内の若い人たちにも経験してもらいたいと思い、積極的に声をかけて会員以外も受けられるオープンセミナーに連れて行ったりしている。

――会社での役割は。

根本 支所長として、支所のメンバーの話を聞く時間を多くとっている。朝日生命には、自分で保険を募集するだけではなく人を育ててこそ一人前という考えがあり、自分が新人の頃もたくさん周りの人に助けられた。その後採用と育成の業務に携わるようになり、難しいことも多いが私も大きく成長させてもらっていると感じる。リーダーという役割を担うためには、自分が人以上に仕事をして、手本を見せていかないといけないと思っている。また、どうせ仕事をするならみんなで楽しくやりたいというのが私の考えだ。一緒に働く人には笑顔で接して、成績も積み上げていく。そうすればみんなで楽しく働くことができると思う。

――現在の働き方は。

根本 起床後すぐメールやニュースを見てからSNSをチェックして、お客さまとコンタクトをとる。その後出社して朝礼が終わってから午前中は、支社のメンバーとの面談やミーティングに時間を充てている。昼前にはアポにでかける。最近は都内まで足を延ばすことも多い。営業所に戻って事務作業をしてから、19時頃には退社したいと思っている。

――今後の目標は。

根本 目標はたくさんある。これまで14回組織分離を行ったが、新たな組織分離もして後進の育成に努めたい。また、同じ仕事を頑張っている営業職員を元気にしたいとも思っており、最近は各地の支社で講話も行っている。

MDRTに関しては、朝日生命のMDRT会員がまだまだ少ないので、もっと増やして朝日生命分会を盛り上げていきたい。私自身は6年目連続COTの資格を取得しており、それをこれから毎年更新していくことも、一つの目標だ。

来日した頃はあまり日本語ができなかったが、本では勉強できないことをお客さまや上司、同僚からたくさん学ぶことができた。とても感謝しており、恩返しをしていきたいと思っている。



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