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特集

Plug and Play Japan × 保険毎日新聞社 WebピッチセッションBatch4③㈱MamaWell

世界トップレベルのアクセラレーター/ベンチャーキャピタルであるPlug and Play Japanとのコラボレーション企画「紙上ピッチセッション」のWeb版。保険ビジネス関連のスタートアップ企業の代表者が、自社の商品・サービスを自らの言葉でアピールする。

㈱MamaWell 代表取締役 関まりか



【 推薦コメント by Plug and Play 】
女性活躍の推進に伴い、Femtech関連のスタートアップの数はここ数年で増加していますが、MamaWellは妊婦の活動量に焦点を当て、就業継続と健康的な妊娠生活の両立を支援するサービスを提供するスタートアップとして注目されています。妊娠合併症を防ぐため、適切な活動量の重要性がまだ世間で広く知られていないという点に着目し、ウェアラブルデバイスを通じたヘルスデータと個々のニーズから、適切な運動量や仕事量を提案し、妊婦さんの就業継続と健康的な妊娠生活の両立の実現を図ります。女性従業員の健康管理を通じてスムーズな復職や離職率の低減を目指しており、企業の多様性推進や持続可能性への取り組みにも大きく貢献できる可能性のあるスタートアップとして今後の活躍が期待されます。





――自己紹介を。

富山県富山市出身で、大学卒業後は助産師として病院で勤務し、500人以上の出産に携わりました。その後、千葉大学大学院へ進学し、「妊婦の身体活動」をテーマに研究を始め、「JST次世代研究者挑戦的研究プログラム」の支援を受けて博士論文研究を実施しました。予防可能な妊娠合併症で苦しむ妊婦さんを1人でも減らすことを願い、博士課程在籍中に、自身の研究・助産師・妊娠経験を起業シーズに当社を創業しました。1児の母として子育てにも奮闘中です。

――提供する商品・サービスの概要や強みは。

当社は、パーソナル助産師によるデータに基づいた妊婦の伴走型健康管理サービス「MamaWell」を提供しています。ウェアラブルデバイスを用いて妊婦のヘルスデータを収集し、健康状態をモニタリング。収集したヘルスデータを活用し、適切な活動量が維持できるよう、利用者の専属助産師がサポートし、妊娠合併症のリスク低減を目指します。企業向けには、妊婦社員の身体負荷レベルを可視化し、就業環境の改善を支援します。デジタル技術と専門的サポートを融合した行動変容理論に基づいた独自のアプローチが特長で、予防医療や女性活躍推進を支える革新的サービスです。

――ユースケース・利用者からの声について。

当社のサービスは、従業員数20名から1万名規模の企業や健康保険組合で幅広く活用されています。例えば、これまで育休復職者の実績がなかった上場企業では、「MamaWell」を導入した結果、1年で2名の社員がサービスを利用し、無事に出産・育休を経て復職を果たしました。また、経済産業省の実証事業では、「MamaWell」を利用した妊婦の生産性が12%向上するという有意差のある成果が確認されています。
利用者からは以下のような声を頂いています。「1人目の妊娠のときに働きすぎて切迫早産を経験しました。それもあって2人目は仕事をセーブしましたが、『自分はもっと働けたんじゃないか』と後悔が残りました。3人目の今回は、『MamaWell』を利用して仕事量を適切にコントロールでき、今までで一番満足のいく妊娠生活を送れました」。

――今後のビジネスの展望について。

サービスの認知度向上と利用者数の拡大に注力しながら、「MamaWell」の有効性を実証します。併せて、利用者からのフィードバックを基にサービスを改善し、顧客満足度を高めていきます。

――保険会社とのシナジーについて。

「MamaWell」は、妊娠合併症の発症率低下を目指し、デジタル技術と専門的サポートを融合した行動変容理論に基づいた独自のアプローチで事業を行っています。長期的に連携し合える関係を築き、サービスの認知拡大(企業・個人共に)や新たな市場への進出を果たしたいです。



https://mamawell.jp/