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Plug and Play Japan × 保険毎日新聞社 WebピッチセッションBatch4④t+1社

世界トップレベルのアクセラレーター/ベンチャーキャピタルであるPlug and Play Japanとのコラボレーション企画「紙上ピッチセッション」のWeb版。保険ビジネス関連のスタートアップ企業の代表者が、自社の商品・サービスを自らの言葉でアピールする。
t+1社 CEO ケイティ・クルック=デイビス
【 推薦コメント by Plug and Play 】
保険商品の設計や調査には、複雑な計算やシナリオシミュレーションを必要とする一方、多くの既存レガシーシステムでは計算負荷が増加し、処理スピードに時間がかかるという課題があります。t+1社は、GPU駆動で従来モデルの500倍の速度での計算を実現する次世代型アクチュアリーモデルを提供しています。これにより生命保険や年金などの商品において、迅速かつ効率的なモデリングを可能とします。日本への進出を目指す、保険業界に変革を与える可能性のあるスタートアップをご紹介いたします。
――自社の紹介を。
共同設立者のジョンと私は共にアクチュアリーの資格を持っており、Swiss Re、Vitality、Partner Re、プルデンシャル、リーガル&ジェネラルといった世界的な企業で30年以上の経験を積みました。
これまで市場で入手可能な全ての保険数理モデルを使用してみて、全体的に効率性が低く、操作性に欠け、柔軟性の不足を痛感してきました。それらは最終的に顧客に皺寄せがいくような形になっています。今現在、最も古く、また多く使われる保険数理モデルは30年以上前のもので、実際これらの現状に対して不満を抱えているのは私たちだけでななく、多くの保険会社が現存の保険数理モデルに満足していないのです。
t+1は、既存のさまざまな技術的/慣習的導入のハードルにとらわれることなく、まっさらな状態から先進的技術を使い、より良いシステムを作り出す機会を見出しました。幾度もの反復と最適化を経て現在のシステムは誕生し、2023年に市場に投入されました。アクチュアリーによるアクチュアリーのためのモデリング・プラットフォームであり、速く、使いやすく、費用対効果に優れています。
――提供する商品・サービスの概要や強みは。
特徴は以下の通りです。
①超高速スピード:当社独自のアルゴリズムとGPUを利用した計算により、当社のモデルは他社より500倍以上高速に動作します。
②高度な計算:これまでに達成されたことのない新たなレベルの粒度と精巧さを誇ります。
③高い柔軟性:データ、前提条件、計算に制限はありません。どんなに複雑な商品でも、どんなリスク要因があっても、どのようなデータ形式でも問題ありません。
④迅速な移行:完全な実装と統合が数カ月で完了します。
――保険会社とのシナジーについて。
このプラットフォームは、次のような企業に適しています。
・保険数理モデリングのエコシステムを改良したい。
・中央キャッシュフローモデルが組み込まれており、その性能は十分だが、エンド・ツー・エンドのモデリングプロセスを最適化したい。
・セントラル・キャッシュフロー・モデルを中心にサポート・プロセスを構築しているが、期待するようなプロセス改善が見られない。
・社内で新しいモデルを開発しようとしているが、行き詰まっている。
・既存の保険数理モデリング・ソフトウェアがなく、すぐに導入でき、使いやすく、手頃な価格のソリューションを探している。
――今後のビジネスの展望について。
私たちは英国で事業を展開しており、多くのパイプラインとネットワークを持っています。t+1のプラットフォームは、日本を含むさまざまな場所でイノベーションをもたらすでしょう。
https://www.tplus.one/

