コンテンツ
- ホーム
- 保険毎日新聞コンテンツ
- 特集
- 特集
Plug and Play Japan × 保険毎日新聞社 WebピッチセッションBatch5③ ㈱Quanmatic

世界トップレベルのアクセラレーター/ベンチャーキャピタルであるPlug and Play Japanとのコラボレーション企画「紙上ピッチセッション」のWeb版。保険ビジネス関連のスタートアップ企業の代表者が、自社の商品・サービスを自らの言葉でアピールする。
㈱Quanmatic 代表取締役 CTO 武笠陽介
【 推薦コメント by Plug and Play 】
Quanmaticは、量子計算技術と古典計算を融合させた高度アルゴリズムを活用し、企業の複雑なビジネス課題を解決するスタートアップです。大学発の先端研究を背景としつつ、実務への落とし込みに強みを持ち、製造・物流分野に加え、セキュリティ要件の厳しい金融機関においても、広告配信や顧客アプローチを「最適化」の文脈で支援した実績があります。膨大な制約条件を考慮しながら、現実的かつ再現性のある解を導くアルゴリズム開発力は、リスク管理やポートフォリオ最適化など、膨大で複雑な情報を有する保険業務との親和性が高いと考えます。保険業界では、こうした技術の活用事例はまだ多くありませんが、同社には先駆者として保険会社と連携し、新たな実装事例を創出していくことが期待されます。
――自己紹介を。
早稲田大学在学時は、情報工学分野、量子コンピューティング分野アルゴリズム開発の第一人者である戸川望先生の下で量子コンピューティングの研究に従事していました。量子コンピューティングとは、量子力学の原理を利用して従来の計算方法では困難な大規模・複雑な問題を高速に解くことができる次世代の計算技術です。革新的な技術に黎明期から関わりたいと思い、研究テーマに選びました。並行して「自分のアイデアを形にして発信したい」「今までにないものを作りたい」というモチベーションから、アプリケーション開発にも取り組んでいました。
その後、新卒でソフトウエアエンジニアとして大企業に就職し、いったん量子コンピューティングとは離れていましたが、「自分にしかできないことで社会にインパクトを与えたい」という思いを抱き始めた頃、戸川先生よりQuanmaticへの参画のお声掛けをいただきました。量子コンピューティングというと世界のトップ企業や研究機関のハードウェア開発に注目が集まりがちですが、実際に企業の課題を解決するためには、ユーザーにとって使いやすいアプリケーションと、求解を助けるアルゴリズムが不可欠です。こうした研究シーズを社会実装につなげ、数理アルゴリズムで企業の複雑な意思決定を支えるというミッションに共感し、参画を決意しました。2022年10月のQuanmatic創業以来、慶應義塾大学の田中宗教授(当時准教授)らと共に、研究とビジネスの両面から量子コンピューティングの社会実装を進めています。
――提供するサービスの特徴は。
量子コンピューティング・数理最適化を基盤とした高度アルゴリズムを活用し、企業の複雑なビジネス課題を解決するためのソフトウエアを開発しています。私たちは無数の組み合わせの中から制約条件を満たす最適なパターンを見つける「最適化問題」の解決を得意としており、特に、サプライチェーン最適化や生産計画、金融リスク評価など、膨大な変数を扱う領域で強みを発揮します。
当社の特徴の一つは、量子コンピューティング、数理最適化、理論物理、AI・機械学習のトップ研究者・エンジニアと、製造・物流など現場知見を持つビジネスメンバーが一体となり、企業の複雑な意思決定を支援できる体制です。研究と実務の両面から課題解決に取り組むことにより、実用的なソリューションを創出しています。
――保険会社とのシナジーについて。
保険業界でも量子コンピューティングや数理最適化への期待は着実に高まっています。国内外の金融機関や保険会社では、ポートフォリオ最適化やリスクシナリオ分析にこれらの技術を活用する研究やPoC事例が相次いで発表されています。
当社は保険業界の皆さまと共に、こうした技術を実務に落とし込み、より高度なリスク管理や業務効率化を実現していきたいと考えています。
https://quanmatic.com/




