三井住友海上あいおい生命 DXインフラ整備しデータドリブンな企業風土に、データ基盤をクラウド上に構築 データ分析人財の育成も強化
三井住友海上あいおい生命は9月27日、8月に社内外のビッグデータを蓄積・分析できるデータ基盤をクラウドサービス上に構築するとともに、データ分析人財の育成を強化し、データ活用の取り組みをさらに加速させると発表した。
三井住友海上あいおい生命では「DX戦略」として、「ヘルスケアサービス(CSV×DX)による付加価値創造」と「ヒト×デジタルによる事業変革」を目指しており、「ヘルスケアサービスによる付加価値創造」としては、ヘルスケアサービスの拡充・改善やパーソナライズされたレコメンド機能等、「ヒト×デジタルによる事業変革」としては、顧客ニーズに沿ったマーケティングやAIを活用した事務・顧客サービス改善等が考えられている。
そのため同社では、データドリブンな企業風土、スピーディに変革する自律型組織を構築することを目指し、「DXインフラの整備」として「デジタル人財育成」と「データ基盤の整備」を柱とした取り組みを進めることとし、「デジタル人財育成」では、データ分析を用いてビジネス課題を解決する人財(データアナリスト)の育成、「データ基盤整備」では、セキュリティを確保した中で社内外のビッグデータを蓄積・分析できる基盤の整備を行う。
データ基盤
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スイス・リー・インスティテュートはこのほど、「関東大震災から100年:教訓と課題」と題したエコノミック・インサイト報告書を発表した。関東大震災から100年を経て、日本は厳格な建築基準法の順守および減災対策の実施の点で世界をリードしているが、人口と資産価値が高度に集中した地域では、巨額に上る損害の可能性があるとしている。同報告書では、地震の起きる場所によっては、1イベントによる保険損害額が1300~1500億米ドルに上ると推定しており、東京の地震リスクは大きな脅威だとしている。以下に報告書の概要を掲載する。
100年前の9月に発生した関東大震災による死者は、約10万5000人に上り、日本の記録に残る地震による犠牲者数としては最大となった(注1)。犠牲者の大多数は地震後火災および余震により亡くなった。この地震のモーメントマグニチュード(Mw)は7.9を記録し、震源は既に人口密集地であった南関東地方だった。
経済的損害は、1923年当時の日本の国内総生産(GDP)の30%に及んだと推定されている(注2)。この地震を契機に、日本ではリスク予防および防災を強く意識する文化が発達したが、これは将来的にも大規模地震の可能性が高いことを考えると当然のことと言えるだろう。しかしながら、厳格な建築基準法およびその他の対策をもってしても、日本の地震により
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