ＭＳ＆ＡＤＨＤ　２３年度第２四半期（中間期）決算、純利益は８８６億円増の８７５億円に　正味収保予想を４兆１６２０億円に引き上げ

　共栄火災は１０月から、中小企業の損害賠償リスクを包括的に補償する企業総合賠償責任保険「商売の達人」を大幅にリニューアルした。１０月１日以降の保険始期契約について、対象業種や補償するリスクを拡充するとともに、総支払限度額を引き上げた。社会情勢の変化や多発する自然災害などによってより多様化・複雑化するリスクに直面する中小企業の事業活動を、商品改定を通じてさらに支援していく考えだ。

　売上高５０億円を上限とする中小企業の損害賠償リスクをまとめてカバーする商品として２００６年に発売した「商売の達人」は、建設、飲食、食品販売、製造、販売、サービスの６業種を対象に、ベーシック、ワイドの二つの基本補償とオプション補償で構成されており、契約者のニーズに合わせて自由に組み合わせることができる。　
　発売以来初めてとなる今回の大幅な改定では、「道路貨物運送業」「不動産賃貸業」など、これまで対象外だった一部のサービス業での引受けができるようになった。また、新たなリスクに対応したオプションとして、サイバーリスク補償、休業補償、使用者賠償責任補償、雇用慣行賠償責任補償、リコール、工事対象物補償といった特約を新設した。一方で、既存特約もよりきめ細かく補償できるよう補償内容を拡充した。　
　加えて、これまで１億円・３億円・５億円の３パターンから選択して