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ホーム ニュースヘッドライン 2023年12月 損保協会 定例会見 不正2事案の具体的な再発防止策示す、自然災害補償ギャップ縮小へメッセージ発信

損保協会 定例会見 不正2事案の具体的な再発防止策示す、自然災害補償ギャップ縮小へメッセージ発信

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 損保協会は12月22日、業界紙向けの定例記者会見を行い、前日に行われた新納啓介協会長(あいおいニッセイ同和損保社長)の会見の内容を報告した。新納協会長ははじめに、保険料調整行為、およびビッグモーター社(以下、BM社)による保険金不正請求問題について謝罪し、これらの問題の再発防止策として同協会が現在行っている取り組みと、今後推進していく施策について説明した。また、11月に日本で初開催された保険監督者国際機構(IAIS)の年次コンファレンスおよびサイドイベントに参加し、自然災害に関する補償ギャップの縮小に向けてメッセージを発信したことを報告した。(本日付2~3面に新納協会長ステートメント全文を掲載)

 冒頭、新納協会長は保険料調整行為、およびBM社による保険金不正請求問題について「お客さま、ならびに関係者の皆さまにご迷惑とご心配をお掛けしていることをあらためて心よりお詫び申し上げる」と謝罪した。
 続けて、「これらの問題によって損保業界への信頼は毀損(きそん)していると言わざるを得ない」とし、損保業界の一日でも早い信頼回復を目指して、同協会では、保険料調整行為関連では、これまでに取り組んできたコンプライアンス・プログラムの改定などの他に①

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新納損保協会長によるステートメント全文(2―3面)

 損保協会の新納啓介会長は12月21日、協会長ステートメントを発表した。以下、全文を掲載する(本文中「別添資料」については省略、表記は原文ママ、見出しは編集部)。

 はじめに
 保険料調整行為、およびビッグモーター社による保険金不正請求について、お客さま、および関係者の皆様にご迷惑とご心配をおかけし、改めて心よりお詫び申し上げます。
 損害保険は形のない商品であり、会員各社は万が一の事故の際に保険金をお支払することや防災・減災の取組みを通じて、お客さまに安心と安全をお届けしております。この役割を果たすためには、社会からの信頼を欠かすことはできません。しかし、残念ながら、保険料調整行為、および保険金不正請求の問題によって、損害保険業界への信頼は毀損している、と言わざるを得ません。日本損害保険協会ならびに会員各社は、当業界が一日も早く信頼を回復することを目指し、次の取組みを進めていきます。

 信頼回復に向けた当協会の取組みについて
 1.保険料調整行為
 損保協会は、過去、独占禁止法に抵触する事案として、公正取引委員会からの自動車保険修理工賃に係る警告(1994年)および「日本機械保険連盟」に対する排除勧告(1996年)を受けております。これらの措置を受け、独占禁止法遵守

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