あいおいニッセイ同和損保 既存4アプリを統合、顧客接点を強化 「あいおいニッセイ同和損保アプリ」提供
あいおいニッセイ同和損保は1月24日、顧客への新たな価値提供の一環として、商品ごとに提供していたアプリを統合し、利便性・視認性を向上させた新アプリ「あいおいニッセイ同和損保アプリ」の提供を開始した。
同社はデジタル活用により顧客との接点の在り方を改革し、CSV×DXのさらなる進展を目指した取り組みを行っている。その一環として、顧客や代理店・扱者の声を生かし、商品ごとに提供しているアプリを統合し、利便性・視認性を向上させることで、顧客とのデジタル接点を強化し新たな価値提供を行うことにした。
新アプリ「あいおいニッセイ同和損保アプリ」は、次の四つのアプリの機能を統合した。「タフ・見守るクルマの保険プラスS」「タフ・見守るクルマの保険プラス(ドラレコ型)」「タフ・つながるクルマの保険」「タフ・すまいの保険」―の四つで、「タフ・見守るクルマの保険プラスS」は既存のアプリがアップデートされそのまま利用することができ、その他のアプリは、新アプリを新たにインストールすることで利用することができる。
新アプリの主な機能では、契約関連手続きや事故報告、各種問い合わせ等を24時間365日オンライン上でアクセス可能とし、顧客の利便性向上とともに代理
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大手損保グループが2023年11月末に発表した23年度上半期決算では、総じて増収増益で経済価値ベースの純資産も増加した一方、中核ビジネスである国内損保事業が依然として厳しい状況にあることが浮き彫りになった。「主力の保険種目である自動車保険の収支が予想以上に悪化しており、火災保険の改善も遅れている模様だ」と指摘する福岡大学商学部教授で保険アナリストの植村信保氏に、23年度上半期決算で注目した点や今後のポイントについて聞いた。
――23年度上半期決算を総括すると。
植村 大手3メガ損保グループの決算としては、総じて増収増益であり、経済価値ベースの純資産も大きく増えた。だが、国内損保事業が良くない。自動車保険の収支が予想以上に悪化しているし、火災保険の改善も遅れている。まとめるとそんな感じになると思う。
――増収増益については。
植村 海外事業が大きく寄与している。増収という点では、特に海外事業のウエートが高い東京海上グループでは、おそらく料率引き上げの効果が大きかったと思っている。一方、増益面でも海外の保険事業や、全ての会社ではないが海外での資産運用収益などが貢献している。加えて、海外での利益が円安によって増えたという面もあり、増収増益における海外事業の貢献は大きいといえる。もちろん前年にはコロナ関連の支
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