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ホーム ニュースヘッドライン 2024年04月 かんぽ生命 民営化前終身年金保険契約を出再 RGAが責準ベース約6500億円を引受け 期末連結業績予想を大幅上方修正

かんぽ生命 民営化前終身年金保険契約を出再 RGAが責準ベース約6500億円を引受け 期末連結業績予想を大幅上方修正

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 かんぽ生命は3月22日、独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構(以下、支援機構)から受再している民営化前の終身年金保険契約について、再再保険の実施を発表した。取引先再保険会社は、 RGA Global Reinsurance Company,Ltd. (以下、RGA)で、取引規模は責任準備金ベースで約6500億円。かんぽ生命は併せて今回の再保険取引による2024年3月期(23年4月1日~24年3月31日)の連結業績予想の上方修正も公表した。

 RGAに出再する契約は、終身年金保険(年金支払中契約)の一部で、取引規模は約6500億円(責任準備金ベース)、再保険料は約7000億円となる(いずれも概算値)。再保険契約の発効日は3月31日。
 かんぽ生命は簡保民営化前の終身年金保険契約の出再の目的について、「高い予定利率の終身年金保険契約を出再することにより、保険引受リスクおよび資産運用リスクを削減し、将来収益および資本効率の向上を図ること」としている。今回の再保険取引は、経済的リスクを移転するもので、保険契約における顧客と支援機構やかんぽ生命との関係に変更はない。
 一方、RGA米国本社も同時に「RGAグループの

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認知症治療薬レカネマブの効用と課題を探る(4面)

プロフェッショナル・アイ
 FDSグループ代表 吉冨明彦
 エージェントバンク(FDSグループ)主任研究員 関戸恵子

 2023年12月13日、厚生労働省中央社会保険医療協議会(中医協)は「レカネマブ(製品名レケンビ)」の健康保険での使用を了承し、これを受けてエーザイは20日から国内での販売を開始した。レカネマブはアルツハイマー病への効果が科学的に証明された初めての認知症治療薬である。
 まず認知症について確認し、レカネマブの効用や課題を探るとともに、民間の介護保険について触れてみる。
 1.認知症とは
 認知症とは、さまざまな脳障害により脳の神経細胞の働きが徐々に減退することで認知機能が低下し、日常生活や社会生活に支障をきたす状態をいう。
 超高齢社会においては認知症の人も増加傾向にあり、65歳以上ではおよそ7人に1人が発症するとされている。また、認知症のように日常に支障が出るほどではないが、記憶力等が低下する認知症の前段階の状態を「軽度認知障害(MCI、Mild Cognitive Impairment)」という(ただしMCIの全ての人が認知症になるわけではない)。なお、65歳未満の認知症は「若年性認知症」と呼ばれる。
 (1)主な認知症の種類

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