東京海上日動 車両修理で現行の指定工場制度を廃止 「修理工場マッチングサービス」提供へ デジタルプラットフォームに情報集約
東京海上日動は3月29日、顧客起点の業務運営に根差した透明性の高い保険金支払いの仕組みを実現するため、現行の指定工場制度(自動車事故に遭遇した際に修理先を決めていない顧客に対して、自社が定める選定基準を充足した修理工場の紹介を行う制度)を廃止し、7月1日から「修理工場マッチングサービス」の提供を開始すると発表した。また、より顧客自身で修理工場を選びやすい環境を構築するため、10月1日からデジタルプラットフォームの提供を開始する。
同社ではこれまで、指定工場制度を運用し、同社の定める基準を充足する修理工場を紹介することで、顧客に対する高品質な車両修理による価値提供を目指して取り組んできた。
一方で、同社が指定工場として取り扱っていたビッグモーター社で多数の保険金不正請求が発生し多くの人が被害に遭ったことから、同社として、保険金不正請求防止に向けた体制強化を図るとともに、修理工場を顧客に紹介するプロセスの不透明さを解消するため、修理工場を顧客自身で選ぶことができる「修理工場マッチングサービス」の提供を開始することにした。同サービスを通じて、顧客の「安心して修理を任せることができる工場選びを支援してほしい」という声に応えるとともに、将来
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全国学生保険学ゼミナール(Risk and Insurance Seminar、RIS)が第1回保険アイデアコンペを開催し、このたび、その上位入賞チームを発表した。第1位には、早稲田大学商学部中出ゼミ「みんなで支える従業員子育て保険の提案~子育てと仕事を両立できる社会を目指して~」が選ばれ、第2位は明治大学商学部中林ゼミ「RDAスコアを組み入れた家主型孤独死保険」、第3位は関西大学政策創造学部石田ゼミ3班「有機農業普及のための天候インデックス保険」という結果だった。今回優勝したチームは、今年秋に韓国で開催される韓国、中国、日本の大学生による保険アイデアコンテストに招待され、参加する予定。
RISの保険アイデアコンペはRIS2023(福岡大学大会)から始まった取り組みで、RISにおける年間の研究活動を通じて得た知見をもとに「具体的な保険商品や保険制度」の実現に向けたアイデアを競い合うもの。応募資格はRISにエントリー(全国大会で報告等)しているすべての学生にあり、10分間のプレゼン動画(指導教員の推薦付)を提出し審査を受ける。今回のコンペは1月末に応募を締め切り、RIS協賛団体である生命保険文化センター、損害保険事業総合研究所、保険毎日新聞社が審査に当たった。評価項目は「新規性」「社会的意義」「保険の仕組みや保険契約の理解度」「実現可能性に向けた考察の有無」「表現力
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