ジェイアイ傷害火災 補償選択型住宅用火災保険「iehoいえほ」新特約 「地震危険等上乗せ補償特約」提供 火災保険金額の最大100%まで補償可能に
ジェイアイ傷害火災は4月25日から、補償選択型住宅用火災保険「iehoいえほ」で「地震危険等上乗せ補償特約」の提供を開始した。地震保険で不足する金額を上乗せで補償し、火災保険金額の最大100%までの補償を可能とする特約。全損、大・小半損に加え、発生頻度が高い一部損までの全損害区分をカバーする。
同社では、「内閣府防災情報のページ『住宅・生活再建にはこんなにお金がかかる』によると、東日本大震災で全壊した住宅の再建費用は平均で約2500万円に上り、義援金を含めても再建費用が不足するという調査結果が出ている。例えば、火災保険金額が2500万円の建物の場合、全損であっても地震保険でカバーできるのは最大1250万円(50%)に過ぎない。地震保険に『地震危険等上乗せ補償特約』を付帯することで、不足する50%分が上乗せされ、最大2500万円(100%)の補償が可能となる」と本特約の特長を説明。
また、本特約では、地震保険補償の4段階(全損、大半損、小半損、一部損)全てをカバーすることも特長としており、「地震保険は、損害の程度に応じて4段階(全損、大半損、小半損、一部損)の支払基準に分類されているが、東日本大震災で最も多かったのは一部損だった(7
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〈プロフェッショナル・アイ〉
世界銀行財務局駐日代表 有馬良行
世界銀行シニア・ファイナンシャル・オフィサー ジョンウー・ナム
世界銀行シニア・ファイナンシャル・オフィサー マヘンドラ・パラタップ・シン
「日本の地震保険が開発途上国の支援に貢献?」。再保険業務や資本市場業務に携わるプロの方々でも「ん?」というユニークな金融取引が短期間の間に連続して成約した。一つ目が東京海上ホールディングス(以下、東京海上)、二つ目がJA共済連(全国共済農業協同組合連合会、以下、全共連)によるもので、共に世界銀行(国際復興開発銀行、以下、世銀)との連携によって実現した。
前者は、去る3月22日に東京海上がグループ会社を通じてキャットボンド「Kizuna Re Ⅲ シリーズ2024―1 クラスA」(以下、「Kizuna Re Ⅲ」)を発行し、その担保債券として総額1億ドル(約155億円相当)の世銀が発行する債券(以下、世銀債)に投資いただいたもの。後者は4月17日に、全共連が特別目的会社を通じてキャットボンド「Nakama Reシリーズ2024―1)」(以下、「Nakama Re 2024―1」)を発行し、同じく担保債券として総額1億5000万ドル(約233億円相当)の世銀債に投資いただいたものである。
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