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ホーム ニュースヘッドライン 2024年05月 日本生命 米国年金市場に本格進出 コアブリッジの株式20%取得へ 海外事業比率15%に上昇

日本生命 米国年金市場に本格進出 コアブリッジの株式20%取得へ 海外事業比率15%に上昇

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 日本生命は5月16日、米国の生命保険会社コアブリッジ・ファイナンシャル(ケビン・ホーガンCEO。以下、コアブリッジ)および同社親会社のAIG(ピーター・ザッフィーノ会長兼CEO)との3社間で、日本生命がコアブリッジの発行済株式20%分を取得することについて同日付で合意したと発表した。日本生命の出資金額は約38億3800万米ドル(約5950億円、1米ドル=155円換算)で、手元資金で対応する。関係当局の認可・届出等の手続きを経て、2025年2月末までの取引完了を目指す。日本生命グループの出資としては、国内外含めM&Aとしては最大規模となる。

 日本生命では本件出資を通じ、コアブリッジの価値向上のため、AIG、コアブリッジとの間で戦略的なパートナーシップを構築していく。なお、20%の出資によりコアブリッジは日本生命の持分法適用会社となり、同社では年間約900億円のグループ基礎利益への貢献を見込んでいる。日本生命の海外事業比率は足元の4%から約15%に向上する。
 コアブリッジの本社所在地は米国テキサス州ヒューストン。同社は、個人年金、団体年金、生命保険等の多様な事業を展開しており、個人向け年金事業(60%)、団体向け年金事業(20%)、生

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