ソニーフィナンシャルグループ 23年度末決算 基礎利益は55%増1859億円に ソニー生命の新契約保険料24%増
ソニーフィナンシャルグループが5月21日に発表した2023年度末決算によると、連結経常収益は生命保険事業、損害保険事業および銀行事業の全事業で増加した結果、前年度比61.4%増の3兆4503億円だった。連結経常利益は銀行事業で増加したものの生命保険事業と損害保険事業で減少した結果、同55.6%減の543億円となった。親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益の減少に加えて、前年度に計上したソニー生命子会社における資金回収による利益やソニー生命の不動産売却に伴う利益の剥落により、同65.3%減の411億円となった。参考として算出しているグループ連結のESRは約200%だった(22年度末は約220%)。
ソニーフィナンシャルグループの業績のうち、生命保険事業の経常収益は特別勘定の運用益が増加したことにより前年度比67.1%増の3兆1811億円となった。ソニー生命単体では同67.0%増の3兆1809億円。ソニー生命単体の保険料等収入は同18.3%増の1兆7439億円で、資産運用収益が同273.7%増の1兆3755億円を示した。保険金等支払金は同15.7%増の1兆546億円、資産運用費用は同802.1%増の2219億円だった。
生命保険事
続きは新聞でお読みください。
■高精度ゲノム解析サービスを提供
㈱Zene 代表取締役 井上昌洋
個別化した保険の未来を創造
10年後の保険、データの力で安心を
〈推薦コメント by Plug and Play〉
遺伝子情報の普及が生命保険に与える影響は複雑であり、特にプライバシーや倫理の問題を引き起こす可能性があるため、現在生命保険の引受・支払実務においては、遺伝学的検査結果の収集・利用は行っていません。一方で、遺伝子情報の活用によって健康管理や早期介入の可能性が高まること、新たな方法による保険商品の提供が可能になることなどポジティブな影響も想定できます。この記事が保険業界の皆さんにとって、顧客のプライバシーや倫理的な考慮事項を十分に配慮しながらも、ゲノム医療が発達することにより遺伝子情報を活用し、顧客にどのような新たな価値提供ができるかを考えるきっかけとなることを祈っています。
――自己紹介と事業概要について
私自身はヤフーで遺伝子検査をはじめとした、デジタルヘルスケア分野の責任者として本分野を10年以上推進してきました。2020年に独立してZeneを創業し、ゲノム解析を駆使して個別化ヘルスケアを実現するとともに、保険会社と協力してQOLの最適化を
(2週間無料でお試しいただけます)