外国損保協会 2023年度業容 元受正味保険料2.8%増 受再正味保険料は5.7%増
外国損害保険協会(FNLIA)は6月28日、会員会社の2023年度(23年4月~24年3月)業容を発表した。それによると、会員17社の収入保険料(積立保険料除く)の合計は1兆70億円となった。会員会社17社中、再保険会社3社を除く14社の元受正味保険料(除く積立)の合計は、前年比2.8%増の7537億円となった。種目別では、自動車保険2113億円(同0.2%減)、傷害保険1873億円(同0.9%増)、新種保険1866億円(同5.1%増)、火災保険1359億円(同7.9%増)、海上・運送保険205億円(同11.7%増)、自賠責117億円(同12.7%減)。
各社別の収入保険料(除く積立)では、AIG損保が4633億円、チューリッヒ保険が1199億円、スイス再保険が1085億円、ミュンヘン再保険が905億円、チャブ損保が787億円、アリアンツが335億円、アメリカンホームが329億円、カーディフ損保が193億円、現代海上が187億円と続いた。
また、元受正味保険料(除く積立)は、AIG損保が4526億円でトップ。次いで、チューリッヒ保険が1199億円、チャブ損保が745億円、アメリカンホームが322億円、カーディフ損保が193億円の順
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■ファイナンシャル・ジャパン×エージェント・インシュアランス・グループ
【対談:小坂直之名誉会長 一戸敏代表取締役社長】
既報のとおり保険代理業の㈱エージェント・インシュアランス・グループ(東京都新宿区、一戸敏代表取締役社長)は4月1日付で、SBI新生銀行100%子会社のファイナンシャル・ジャパン㈱(東京都中央区、池田剛代表取締役社長、小坂直之名誉会長)の株式取得手続きを完了し、グループ会社化した(本紙2月16日付参照)。ファイナンシャル・ジャパンは2013年設立の生保を主体とした代理店で、24年4月現在で従業員数853人、取扱保険料904億円、法人顧客8524社、個人顧客14万2420人、24年1月期の売上高が75億5000万円、営業利益が2億3900万円と急成長を遂げた企業。一方、エージェント・インシュアランス・グループは損保代理店を主体としたM&Aと事業承継により規模を拡大してきた企業で(24年3月末現在のM&A・事業承継の累計件数は544件)、今回のファイナンシャル・ジャパンのグループ会社化により、同グループは従業員数1373人、取扱保険料1296億円、法人顧客2万2572社、個人顧客28万7274人―と保険会社に匹敵する規模に成長するに至っている。今回は、エージェント・インシュアランス・グループ創業者の一戸敏氏とファイナンシャル・ジャパン創業
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