損保協会 第1回「代理店業務品質評価に関する第三者検討会」開催 業務品質評価の基本的考え方提示 評価基準策定し中立的な第三者が制度運営
損保協会は9月25日、損保会館理事会室で第1回「代理店業務品質評価に関する第三者検討会」(嶋寺基座長)を開催、 古笛恵子委員、中出哲委員、永沢裕美子委員、唯根妙子委員出席のもと、①第三者評価制度の全体像②「代理店業務品質に関する評価指針(損害保険代理店向け)」(骨子案)―について事務局から説明があり、意見交換が行われた。オブザーバーとして金融庁、日本代協も参加した。公表された議事録によると、第三者評価制度の全体的な方向性についてはおおむね賛同する意見が相次いだ。次回は10月21日の開催予定で、評価基準の検討(項目の確定、指標の検討)が行われる予定。
■検討の背景
損保協会の「代理店業務品質評価に関する第三者検討会」は、金融庁の「損害保険業の構造的課題と競争のあり方に関する有識者会議」報告書(2024年6月25日)で「損害保険会社による保険代理店に対する指導等を補完する枠組みの構築を検討すべきである。例えば、保険代理店の業務品質を保険代理店と利害関係のない中立的な第三者が一定の基準に基づいて公正かつ適切に評価する業界共通の枠組み(以下「第三者評価」という。)を設けることを検討すべきである」と指摘されたところから、「損保業界において、
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AIG損保は9月13日、東京都港区の本社プレゼンテーションルームで「AIGメディア・ラウンドテーブル」を開催した。「レジリエンスは、『あればいいもの』から、『なくてはならないもの』へ」をテーマに、取締役執行役員兼CDOの辻村健氏が中小企業を取り巻くリスク環境について説明し、中小企業セグメント営業部部長兼リスクコンサルティングユニット長の鈴木健斗氏が中小企業のレジリエンス(事業継続力)強化の重要性およびリスクに対するソリューションなどについて解説した。
辻村氏はまず、中小企業を取り巻くリスク環境について、事業の多角化・国際化などに伴うリスクの複雑化を背景に、事業規模の大小にかかわらず目に見えない隠れたリスクが多く存在していることが最近の特徴であり、自社が抱えるリスクを予見して回避・低減・保有・移転のバランスをとりながら適切な対策を打ち立てていくことが中小企業における課題だと説明した。
また、事業継続力の強化においては、顕在的・潜在的リスクの両面から対応していくことが重要だとして、「新たなビジネスが生まれるところには必ず新たなリスクが発生するが、リスクを恐れていては企業の発展は成しえない。AIGの強みである海外の知見と日本国内で蓄積したリスクコンサルティングのノウハウを生かし、中小企業の皆さまが過度にリスクを恐れることなく新しいビジネスにチャレンジでき
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