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日本生命グループ 24年度末決算 基礎利益が1兆円の大台に 25年度は海外拡大で減収・増益予想

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 日本生命が5月23日に発表した2024年度末決算によると、連結経常収益は前年度比8.4%減の11兆0035億円を計上した。保険料等収入とその他経常収益の合計を示す保険・サービス収益は、ニチイホールディングスを新たに連結対象とした一方で、保険料等収入が同8.6%減の7兆8613億円と減少したため、同5.6%減の8兆3895億円となった。基礎利益は同32.3%増の大幅増益となり、1兆0109億円と1兆円の大台に乗った。国内の個人保険・個人年金保険の新契約年換算保険料は同5.7%減の4927億円。25年度通期のグループ業績見通しは、保険・サービス収益は日本生命、ニッセイ・ウェルス生命での減少を主因に減収、基礎利益はグループ事業展開に伴う海外保険領域の拡大を主因に増益と、減収・増益を見込む。

 24年度の国内生命保険事業の保険料等収入は、金融機関窓販チャネルと営業職員チャネルの減収を主因に前年度比9.1%減の7兆5760億円だった。このうち個人保険・個人年金保険は同8.8%減の5兆2750億円で、チャネル別では営業職員チャネルが同6.7%減の3兆3351億円、代理店チャネルが同2.4%減の6297億円、金融機関窓販チャネルが同16.2%減の1兆

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 顧客の意向がなく「任せます」という場面は、銀行窓販などでもよく聞くところである。「意向がない」といっても、聞いてみると意外と意向が出てくることもあるので、まずは掘り下げていくのだろう。聞いてみることは大事で、それでも「よくわからないから任せたい」というときが出てくる。このときにどうするかだが、有識者会議だと最善利益勘案義務が指摘されていることに注目される。最善利益勘案義務が根本にあって、そのうえに意向把握義務があるという建付けであり、そうすると「最善利益とは何なのか」という話になって調べてみると、何が顧客にとって最善の利益になるかは「自分で考えなさい」という文書が出てくる(笑)。とはいえ、担当官の解説を見ると、お客さまの実質的な利益というのが基本的には想定されているように思われ、それが何かを考えてサービスを提供するという方向で現場は動くしかない。
 その観点で行くと、ジャストアイデアだが、保険会社ごとに異なるアフターサービスのなかで特にそのお客さまにとってメリットがあるとかいったものが考えられる。他には、非常に極端な話で現実味はあまりないが、一つの保険会社に寄せすぎると、その保険会社が万が一破綻したらまずいので、契約を分散させるという考えもあるかもしれない。
 また、ハ方式の「廃止」といったときに、どのように規定が変わるのかが気になるところ。単純に規定

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