フコク生命グループ 24年度末決算 基礎利益15%増で過去最高更新 新たな利益配分方針で大幅増配
フコク生命グループが5月26日に発表した2024年度決算によると、富国生命、フコクしんらい生命2社合算の保険料等収入は前年度比1.8%増の7721億円、基礎利益は同15.4%増の1148億円で増収増益となった。基礎利益は2年連続で過去最高を更新。新契約年換算保険料は同12.3%増で4年連続で増加した。
24年度末決算を発表するにあたり同社では、「『金利ある世界』における価値の創出と新たな利益配分方針」を表明した。「『金利ある世界』における価値の創出」では、リスク・リターン効率が最適となるポートフォリオのもとで運用収益の拡大を図ったとし、▽金利上昇局面を捉え円建公社債の銘柄を入替え▽物価上昇が定着する中、中長期的に収益性の向上が見込める株式やファンドの積増し▽貯蓄性商品の予定利率を引上げ、金利上昇にキャッチアップした利差配当の増配―を実施。「新たな利益配分方針」では、「ご契約者への配当還元」「従業員の処遇改善」「内部留保」の順序で利益配分を実施するとし、▽「より早くより多く、長く続けて頂いた方にはさらに多く配当をお返ししたい」という想いのもと、配当還元を加速▽従業員の給与引上げに加え、職員還元を目的とした任意の積立金を創設▽危険準備金と
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一般社団法人保険健全化機構「結心会」の上野直昭会長が客員教授を務める中央大学経済学部の「保険アナリストコース」が2025年度で開講10年目を迎えた。保険会社や代理店などで働く実務家が講師として登壇し、保険に関する基本知識や保険業界での仕事などについて伝える講義の他、保険ショップでの課外授業や保険会社社員を前にしての保険アイデア発表会といったユニークなカリキュラムが保険に興味を持つ学生たちから好評を得ている。同コースではすでに100人以上の学生を社会に送り出しており、その多くは保険会社に就職している。
結心会での活動などが中央大学から評価された上野氏は、2016年4月に経済学部の客員教授として招へいされ、主に経済学部の3年生を対象とする通年の「保険アナリストコース」を担当している。前期・後期15回程度ずつの講義の大半で生損保や保険代理店など保険業界で働く実務家を講師として招き、保険の基礎知識の他、それぞれの業態の役割、保険業界の動向、現場での仕事のようすなど、学生たちが普段知ることのない保険業界のリアルな姿を伝えてもらう。
開講初年度から恒例となっている保険ショップでの課外授業では、住友生命の100%子会社であるいずみライフデザイナーズが運営し、中央大学多摩キャンパスにも近い「ほけん百花ココリア多摩センター店」を訪問して、店長から直々
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