ダイレクト自動車保険 2024年度(25年3月期)決算 元受正味保険料は6.8%増
ダイレクト自動車保険7社(ソニー損保、SOMPOダイレクト、チューリッヒ保険、SBI損保、アクサ損保、三井ダイレクト損保、イーデザイン損保)の2024年度(25年3月期)自動車保険の元受正味保険料等の合計は前年比6.8%増の4524億円、6社が前年比で増収となった。
ソニー損保の自動車保険は保有契約件数が堅調に拡大し、元受正味保険料は前年比11.3%増の1517億円と引き続き堅調に推移した。同社全体の正味収入保険料は同11.0%増の1671億円で、ダイレクト自動車保険を核として安定的に成長している。同社では「ソニーブランドを生かした“ブランド認知”と、顧客満足度の高さから、価格競争を回避した収益性の高いプライシングを実現。ダイレクト自動車保険でシェアは22年連続でNo1(ダイレクト自動車保険市場規模に対するソニー損保の元受正味保険料の割合として算定。2002年~23年の22年間)であり、引き続き拡大している」とした。
SOMPOダイレクトの自動車保険の元受正味保険料は同2.7%増の684億円。
チューリッヒ保険の自動車保険の元受正味保険料は、期中を通して新規契約・継続契約ともに好調を維持し、同6.5%増の590億円と伸展した。
SBI損保の自動車保険の元受正味保険料は同9.8%増の536億円となった。ブランドキャラクター芦田愛菜さんを起用した新CM・テレビCMと連動したデジタル広告の展開、パートナー企業との取り組み、LINE公式アカウント刷新による契約者向けサービスの向上、コーポレートサイトのコンテンツ拡充、ならびにUI/UX向上等の継続的改善取り組みなどにより、新規契約・継続契約が順調に増加した。
アクサ損保の自動車保険の元受正味保険料は同2.1%減の532億円。
三井ダイレクト損保の自動車保険の元受正味保険料は同6.5%増の372億円だった。
イーデザイン損保の自動車保険の正味収入保険料は同7.3%増の293億円だった。
日本少額短期保険協会は5月29日、マスコミとファイナンシャルプランナーに向けた商品説明会をオンラインで開催した。説明会は成長を続ける少額短期保険業界とその商品をより多くの人に認知してもらうことを目的としたもので、ダブルエー少短、ヤマダ少短、MSプラスワン少短、ぜんち共済、ニッセイプラス少短の5社が、商品の特長や開発に込めた思いを紹介した。
冒頭のあいさつで同協会理事事務局長の大槻正志氏は、少額短期保険業界の特徴と現状について、さまざまな視点と発想を持った業者が参入して柔軟な商品設計を行い、ユニークな商品が生み出されていると述べた。
また、2023年度の決算を引用しながら業界規模を説明し、保険契約件数が1158万件、収入保険料は1435億円に上ると述べた。保険契約件数からその普及率は10人に1人が加入しているといえる水準で、大槻氏は「社会の公器としての責任の重みを感じている。これからも変わらぬ安心を届けられるよう、協会としての取り組みを進めていきたい」と展望を語った。
各社のプレゼンでは初めに、ダブルエー少額短期保険の取締役営業推進部長兼業務管理部部長の安達修氏がブライダル総合保険「HAPPYWEDDING」を紹介した。結婚式を中止・延期したときのキャンセル費用を補償する同商品は20年に販売を開始し、昨年12月には大幅
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