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  • 2025年07月
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大樹生命 4拠点の本社組織を集約 12月汐留シティセンターに移転 コンセプトは「オフィスに集う、大樹に集う。」

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 大樹生命は6月30日、今年12月に本社を東京都港区の汐留シティセンターに移転するとともに、新本社に本社組織を集約すると発表した。今回の本社移転では、「オフィスに集う、大樹に集う。」をコンセプトに掲げ、「ES向上等を通じた生産性向上」を実現し、顧客や社会に対してさらなる貢献を果たすべく取り組むとしている。また、ペーパーストックレスを通じたCO2排出量削減等に取り組むことで、地球環境にも貢献する取り組みを進めていく。

 新本社の住所は東京都港区東新橋1―5―2汐留シティセンター(23~27階、〒105―7190)で、電話番号(代表番号)には変更はない。移転は10月~12月の3カ月にわたって実施する予定。
 新本社には、4拠点(台場・大手町・早稲田・小日向)の本社組織を集約する。本社移転のコンセプト「オフィスに集う、大樹に集う。」には、「各部門が一つの場所に集まることにより、新たな価値が生まれ、大樹の幹が更に大きく太くなるように。オフィスに集められる、ではなくオフィスに集まるように。」との思いを込めたという。
 同コンセプトを踏まえ、新本社は「チーム力を高める場」「部門を超えて交流・成長する場」「働きたくなる場」としてES(従業員満足度)向上につなげる。新本社のもとで「ES向上等を通じた生産性向上」を実現し、顧客や社会に対してさらなる貢献を果たすべく取り組んでいくとしている。
 同社では、「新本社で目指す新しい働き方」として、ABW( Activity Based Working :その時々の仕事の内容に応じて自ら働く場所を選択する働き方)の導入により、仕事の内容に合わせて働く場所を自由に選択できる多様な働き方を推進し、業務効率の向上を図るとともに、リモートブースやオープンな打合せスペースをはじめとしたさまざまな機能を持つスペースを用意することで、生産性の向上を図る。また、従業員が部署内で毎日自由に座席を選ぶ形式とし、組織内のコミュニケーションの促進を図るとともに、動線が交わるフロア中央部にリフレッシュスペースを設けることで、偶発的なコミュニケーションの発生を促していく。
 サステナビリティ経営の推進では、オフィス保管文書の電子化推進等によりペーパーストックレスに取り組む(文書量58%削減)ほか、新本社でのプリンタの台数を抑制し、紙の使用量削減に向けた取り組みを進める。什器備品についても、リサイクル品の活用推進によりCO2排出量を78トン削減(スギの木5572本分)するとともに、現オフィスで利用しているものも積極的に転用。今後もさらなるCO2排出量削減に向けて取り組んでいくとしている。
 同社は2027年3月に創業100年を迎える。同社では「100周年とその先に向けて、初代社長団琢磨が創業時に掲げた『いつの時代も、お客さまのためにあれ』の精神を大切にし、引き続きお客さまの生活の安定と向上に寄与すべく努めていく」としている。

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