メットライフ生命 終身保険と変額保険の長所を掛け合わせ 変額保険「ライフインベストネクスト」発売 第2保険期間に保障重視と運用重視の2タイプ
メットライフ生命は8月1日から、新商品「ライフインベストネクスト」(正式名称:変額保険(2025))を発売した。終身保険と変額保険の長所を掛け合わせ、一生涯の保障と資産形成機能を兼ね備えた商品。保険料払込期間中は手厚い保障(死亡・高度障害)を確保し、保険料払込期間経過後の保障は顧客のニーズに合わせて、契約時に定めた金額の50%を最低保証するタイプ(Ⅰ型)と運用実績(積立金額)に連動させるタイプ(Ⅱ型)から選択できる。保険料の支払いが完了した後も特別勘定での運用は終身にわたって継続可能。三大疾病(がん(悪性新生物・上皮内新生物)・心疾患・脳血管疾患)で所定の事由に該当した場合に保険料払込を免除する特約が付加可能で、これにより以後の保険料の負担なく保障や資産形成を継続できる。
ライフインベストシリーズ(注)は、生命保険としての保障を準備しながら、「長期」「積立」「分散」投資で資産形成を行うことができることから、働き盛りの20代から40代までを中心とした幅広い層の人々からの支持を得ているという。今回、本シリーズでは初の終身タイプとなる「ライフインベストネクスト」をラインアップに加え、顧客のさまざまなニーズにより柔軟に応えることを目指す。
主契約の主な取り扱いは、契約年齢範囲がⅠ型で0歳~80歳、Ⅱ型で0歳~70歳。保険期間が終身、最低保険契約基準額は年満了で300万円、歳満了で200万円。保険料払込期間は、Ⅰ型が10年・15年・20年・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳。Ⅱ型が10年・15年・20年・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳・80歳―で、更新はない。
死亡保険金、高度障害保険金について、Ⅰ型の場合、保険料払込期間の第1保険期間中は、①第1保険期間の基本保険金額(保険契約基準額と同額)②支払事由に該当した日における積立金額―のいずれか大きい金額を支払う。保険料払込期間満了後の第2保険期間中は、①第2保険期間の基本保険金額(保険契約基準額の50%)②支払事由に該当した日における積立金額―のいずれか大きい金額を支払う。
Ⅱ型の場合は、第1保険期間中はⅠ型と同じだが、第2保険期間中については、支払事由に該当した日における積立金額(第2保険期間には最低保証する金額はない)を支払う。
災害死亡保険金、災害高度障害保険金はⅠ型の場合は①第2保険期間の基本保険金額(保険契約基準額の50%)②支払事由に該当した日における積立金額―のいずれか大きい金額に第2保険期間の基本保険金額の10%を加えた金額が支払金額となる。Ⅱ型の場合は、支払事由に該当した日における積立金額(第2保険期間には最低保証する金額はない)の110%が支払金額となる。なお、高度障害保険金・災害高度障害保険金が支払われた場合には、被保険者が高度障害状態に該当した時からこの保険契約は消滅したものとなる。
Ⅰ型の場合の契約例(被保険者が契約年齢40歳男性、保険期間:終身、保険料払込期間:60歳満了、保険契約基準額:1000万円、保険料の払込方法:口座振替で月払、三大疾病保険料払込免除特約(変額保険(2025)用)が①なしの場合の保険料が2万8190円、②ありの場合は3万0240円)では、経過年数20年、60歳時の払込保険料累計額が、①の場合677万円②の場合726万円。死亡保険金額・高度障害保険金額は特別勘定の運用実績にかかわらず1000万円。解約返戻金額は特別勘定の運用実績が年▲3%で368万円、年0%で494万円、年3%で678万円、年6%で954万円。
経過年数30年、70歳時では、払込保険料累計額が①の場合677万円②の場合726万円。死亡保険金額・高度障害保険金額は特別勘定の運用実績年▲3%で500万円、年0%で500万円、年3%で881万円、年6%で1673万円。災害死亡保険金額・災害高度障害保険金額が特別勘定の運用実績年▲3%で550万円、年0%で550万円、年3%で931万円、年6%で1723万円。解約返戻金額が特別勘定の運用実績年▲3%で230万円、年0%で466万円、年3%で881万円、年6%で1673万円―。
Ⅱ型の場合の契約例(被保険者が契約年齢40歳男性、保険期間:終身、保険料払込期間:60歳満了、保険契約基準額:1000万円、保険料の払込方法:口座振替で月払、三大疾病保険料払込免除特約(変額保険(2025)用)が①なしの場合の保険料が3万6650円、②ありの場合は3万9360円)では、経過年数20年、60歳時の払込保険料累計額が、①の場合880万円②の場合945万円。死亡保険金額・高度障害保険金額は特別勘定の運用実績年▲3%で1000万円、年0%で1000万円、年3%で1000万円、年6%で1397万円。解約返戻金額が特別勘定の運用実績年▲3%で537万円、年0%で725万円、年3%で1000万円、年6%で1397万円。
経過年数30年、70歳時の払込保険料累計額が、①の場合880万円②の場合945万円。死亡保険金額・高度障害保険金額が特別勘定の運用実績年▲3%で395万円、年0%で725万円、年3%で1342万円、年6%で2501万円。災害死亡保険金額・災害高度障害保険金額が特別勘定の運用実績年▲3%で435万円、年0%で797万円、年3%で1477万円、年6%で2751万円。解約返戻金額が特別勘定の運用実績年▲3%で395万円、年0%で725万円、年3%で1342万円、年6%で2501万円―。
特別勘定の種類については、バランス型30など13種類がある。
(注)25年8月1日以降、「ライフインベスト」(正式名称:変額保険(有期型2020))、「ライフインベストプラス」(正式名称:三大疾病給付変額保険(有期型))、「ライフインベストアドバンス」(正式名称:災害保障期間付変額保険(有期型))、「ライフインベストネクスト」(正式名称:変額保険(2025))の4商品を指す。
英国発のサイバーセキュリティー企業APRIO TECHNOLOGIESは、2025年3月から日本市場で、企業やサプライチェーンのサイバーリスクを継続的かつ一元的に可視化するリスク管理プラットフォーム「Cyber Insight Portal(CIP)」の提供を開始した。同サービスでは、企業ネットワークへの侵入を伴わずに迅速にリスク評価を完了させることが可能であり、サイバー保険の分野においては、ポートフォリオ全体のリスク管理や、顧客への付加価値サービスなどに活用できる。同社CEOの足立照嘉氏に、同サービスの特長や、日本市場におけるサイバーリスク管理体制の課題などについて聞いた。
――貴社の概要を。
足立 当社は23年7月にロンドンで設立されたサイバーセキュリティー企業だ。サイバーリスク・デューデリジェンスやサプライチェーンのサイバーリスク管理、AIによるサイバー攻撃予見の技術開発などを主な事業としており、自らを「サイバーリスクに特化したビジネスインテリジェンス(BI)企業」と定義している。
われわれの強みは、専門分野の最高峰の知性を融合させたチーム構成にある。CEOの私は、ロンドンや東京といった主要都市で20年以上にわたりサイバーセキュリティー企業の経営に携わり、保険業界では東京海上日動へのコンサルティングを通じて黎明
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