KKRが保険見直し本舗グループを買収 さらなる成長戦略加速と企業価値向上目指す
世界的な投資会社であるコールバーグ・クラビス・ロバーツ・アンド・カンパニー・エルピー(米国ニューヨーク州、関係会社およびその他関連事業体を含み、以下総称して、KKR)は9月16日、KKRが運用するファンドが、プライベートエクイティスポンサーである㈱アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドから、㈱保険見直し本舗グループ(東京都新宿区、臼井朋貴代表取締役社長グループCEO)の買収を完了したと発表した。保険見直し本舗グループも同時に同社の株主が正式にKKRとなったと発表した。同グループは、KKRの支援のもと、販売力強化や戦略的買収を通じた事業拡大など、さらなる成長戦略の加速と企業価値の向上を目指すとしている。
保険見直し本舗グループは、ショップ・コールセンター・ウェブのオムニチャネルを保有する国内有数の保険代理店グループ。主力ブランドである来店型保険ショップ「保険見直し本舗」は日本全国の主要商業施設を中心に約350店舗を展開、40社以上の保険会社の商品を取り扱い、幅広い保険商品ラインアップを提供している。「人生100年時代における『ライフサポートプラットフォーマー』を目指し、人々の暮らしに安心と豊さをお届けすることを掲げ、お客
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富国生命が2025年4月に発売した一時払終身保険「グッとアップ」の販売が好調だ。発売以後、8月までの販売件数は約1.3万件で、年度で計画していた販売件数1.7万件に迫る勢いとなっている。また、40代以下の契約者による加入が4分の1を占めており、「高い貯蓄性」や「加入後の柔軟性」といった特徴から、比較的若年の顧客の資産形成ニーズも取り込めているのも同社の狙い通りのようだ。
――商品政策の基本的な考え方を。
渕田 当社は、「死亡保障」「第三分野保障」および「生存保障」の各分野で保障内容の拡充を図りつつ、お客さまアドバイザー(営業職員)による対面販売を通じてこれらの保障を効率的に組み合わせることにより、一人一人のお客さまが抱えるリスクをトータルでカバーできるような保険商品の提供をしていくことが重要と考えている。生存保障(貯蓄性商品)については、将来必要となる資金を確実に準備する手段として活用していただくことを重視している。市場の動向によって受取額が変動する商品よりも、契約時に定めた金額を確実に受け取ることができる定額型の商品を展開している。
――「グッとアップ」開発の背景は。
渕田 当社では、マイナス金利政策導入による金利低下を受け、16年7月以降、一時払商品の販売を休止していた。昨今、国内金利が上昇基調に
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